Q6 物語に出てくる小物に工夫した点はありますか?



 細々としたところで(妙に)こだわってしまいましたので、物語中の小物類について語らせていただきます。


「本」

 ある意味、『BOOK』の武器。白と金の装丁の立派な【本】、サイズはB6コミック版と同じで大きすぎず小さすぎず。持ち運びにも便利。

【本】の性能は前の項目で語りもしましたが、実はこれ、翻訳機能付き。異なる言語の人間でも、それぞれが【本】の所有者ならば言葉が通じます。なので、世界中の登場人物を出せます。便利!

 他、背表紙に出現する紋章も地味に妄想・創造しています。画に起こせれば一番分かりやすいでしょうが、如何せん画力が皆無なので文字で表現するしかない。ちなみに、よっくんが持つ『竹取物語』の紋章は仙台伊達家の家紋をイメージしています。


「ヘアピン」

 前髪が伸びるのが早すぎて、美容師が匙を投げて生活指導の教師も諦めたメカクレ系男子も、これ一つで可愛い系に大変身!

 本編4話からスリーピン型のヘアピンを愛用し始めましたアイテムですが、最初の三日月のヘアピンが壊れましたので、4月からは四葉のクローバーのヘアピンで前髪を上げています。

 よっくんを象徴するアイテムとして使いたいと思っているこちら、もう二回ほど代替わりする予定です。三日月からクローバーへ、その次へ、また次へと変化すると同時に、彼の心情も変化……させられれば良いな。


「帽子」

 帽子が様になるのは一人前の証だって、おやっさんが言っていた。

 よっくんを象徴するのがヘアピンなら、祖父・蔵人を象徴するのが帽子です。お洒落紳士である彼は、若い頃も晩年もスリーピーススーツと中折れ帽を愛用していました。多分、箱入りの帽子が遺品として家にたくさんある。

 蔵人が中折れ帽、紫乃さんが紫のリボンのボーラーハット、イーリスが赤いキャスケット帽ときて。「あれ、過去編に帽子キャラ多くない?」と思ったで、思い切ってワークキャップと色褪せキャップを追加してみんなに帽子を被せました。

 揃えたかっただけなのでそこまで意味はないのですが、「帽子を被り直した」という仕草が好きなので積極的に描写していこうと思います。


「ご飯」

 美味しい。

 飯テロ物も好きなのですが、元々食べる事も美味しい物も料理をする事も好きなので、ご飯の描写を無駄に差し込みます。ぶち込みます。肉じゃがは甘めの味付けが好み。

 高校生たちが立ち寄るたい焼きや『無問鯛モウマンタイ』の、期間限定毎月味が変わるたい焼きは毎月発売して行こうと思います。

 現在は、4月限定の桜餡たい焼きまで確認中。

 飯を食わねば戦はできぬ。






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