睡眠中は異世界生活中?!

Let’s live two world!

僕は寝るという感覚を知らない。


僕は赤子の頃に言葉を覚えだいたいの常識を覚えることが出来た。


なぜなら、誰よりも質の良い実践的睡眠学習が出来たからだ…まぁ、異世界へ行けるという訳だ。


最初は何がなんなのか分からなかった、眠ろうとし、目を開けると眠る前と全く違う景色があるからだ。


もちろん最初の異世界への旅は凄まじかった…らしい。

僕も詳しく覚えていない、なんせ頭は生まれたての赤子だったのだから。


僕は記憶喪失の青年とされかなりの時間を費やし、言葉やらなんやらを教わり生きていくために必要な知識などを覚えた。その記憶は現実でも無くなることなく、自分がまだ赤子なのだという事実も直ぐに認識できた。有難いことに、異世界でも日本語が使われていた。


もちろん、赤子がいきなり話し出したり歩き出すのは異常だから、きちんと赤子としての自分を全うした。


そして現実での1時間は向こうでは1日程だ。


つまり、現実で1日過ごした後、7日程度異世界で過ごすのだ。その7日間眠気は来ない、現実で目が覚めると異世界の僕は何をしてい

ても気絶するように眠るそうだ。


僕は夜泣きをしなかった、それに対して親は有難いと感じたそうだ。


そして、赤子で一般常識を弁えた僕は現実世界での目標と異世界での目標を立てた。


【現実世界】

・小さい頃から人気者としての地位を獲得し女の子にモテる

・小さい頃から天才さを周りに披露し、あわよくばテレビに天才現る!のように出演し安泰人生を送る


【異世界】

・安全に暮らす

・エルフと結婚する


……と、このように僕は自分が良ければ特に人を救いたいと思うことは無い。


異世界には、人間と魔物が存在する。

人間に害を加える魔物もいれば、共存している魔物もいる。

ただ、魔物の中の王様、魔王が人間と魔物が共存する町を一瞬で崩壊させた、そんな話がある。しかし、実はあれは魔王の仕業ではなくただの自然災害だったという説もある。


まぁ、どちらにせよ僕には関係ないさ。

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