その辺にある中古ゲーム売り場のRPGを買ったら中身とカセットが違った、これは詐欺と言っていいのだろうか?
五月雨
第1話えっ?あ、えっ?
とんでもない田舎によくよく見ればあった中古ゲーム屋さんに行ってほとんど知られてない名作でもないゲームを買った。
その名はファンタジーマシーン(FM)~箱から流れる美声~(天店頭)というものだ。
主人公が謎の箱を見つけそこから聞こえる声を頼りに、全46箇所の受け取りの塔とラスボスが住んでいる発信の塔を解放する物語だったはず。
「おばちゃん、これ。」
「あー、うん。500円」
ワンコイン。
お手軽。
ちなみにゲーム機はゲームガールである。
そこまで美味しくないカップ麺と塩昆布、コーラを片手に古き良き時代のゲームを始めた。
ときめくオープニングと共にでてきたゲームロゴ。
その時に気がついた。
この、ゲーム…。
FMじゃねぇ!!
アクアメモリー(AM)~国々に眠る語り箱~(サガ)だ!!
47箇所に眠る語り箱を集め、ラスボスに立ち向かう。
王道ゲームだ!!
天店頭とサガがゲーム戦争を終えたばかりの時に作られたバトル作だ!
しかし。
パッケージはFMなのに何故中身だけ……。
とりあえず、やってみよう。
キャラクターを作ってね!
名前を決めてね!
仕事を決めてね!
…待ってこの進み方AMじゃない。
FMでも無い。これは。
「トレジャーヴァイオレット(TV)~光り輝く箱~(スニー)だ!」
パッケージはFM一つ一つのPVはAM基礎内容はTV。
これは、TASゲームになっている!!
その辺にある中古ゲーム売り場のRPGを買ったら中身とカセットが違った、これは詐欺と言っていいのだろうか? 五月雨 @MaizakuraINARI
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます