設定

 *捜査部*

 

 言葉通り、捜査をする機関。警察に似た機関だけど、捉えた犯罪者を刑務所に収監する権限があり、法律を作ること、裁判を執行することなどは出来ない。

 捜査部は大きく分けて以下の5つの部署を持つ。一般的な犯罪が起こった場合、現場の情報や監視カメラを元に捜査する一般課、異能を用いた犯罪を異能を用いて解決する異能課、逃走犯を追跡する追跡課、刑務所で看守の仕事をする刑務課、電子上の犯罪に対応する電子課の5つである。

 作中では、漆箱の父は一般課に所属する中堅の刑事に当たる。

 

 *ARホログラムサポーター*

 

 生物の視覚にしか映らない実体のないシステム。スマホのように色々な機能が搭載され、個人や団体でアプリを作ることも出来る。

 ARホログラムサポーター、略してARHSは、大きく分けてパーソナルARホログラムサポーターとパブリックARホログラムサポーターに分けることができる。前者は個人の視覚にしか映らなく(ロックを解除することで画面を共有することは出来る)、素人でも簡単にカスタマイズすることが出来る。そして後者は全ての生物の視覚に映り、広告パネルや映画館などに使われる。

 ARHSは光を見ているわけではなく、直接脳に伝わった電子情報を認識するものだ。なお、都市を構成する床のタイルや建物に組み込まれた媒体を通して電気や電子情報が伝達されるので充電の必要はなく、電波が入らなくなることもない。地面から離れた空中の場合でも、都市の中央にある、巨大ビルの最上階に設置された電波塔から都市の全域に直接電波が届くので問題はない。

 端末に関しては、旧型の場合、小型の手のひらサイズの端末があって、それを所持しないとARHSを利用することは不可能であったが、新型では端末を持ち歩く必要もなくなった。

 今作では、このアイテムが重要なキーワードになるわけではないけど、生活する上で登場する日用品の一つ、スマホだと思ってくれれば問題ありません。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

吸血学院 Anti Wonder @kgl

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ