知ろうとしない

己が持ちいらない知識を持つ人は尊敬に値する

その蓄積された情報は、正しく機能し、正しく人を導いている

おそらく

浅知恵ばかりの自分に、その真偽を推し量ることはできず

ただ他人事であるからして「はい、そうですか」と言わざるを得ない

遠い異国の言語の様に聞こえるからにして

自分はイエスかノーかの答え方しかできなのだ

そんなんだからか、時折耳にする旅行先での詐欺を思い出す

思い出して、遠い異国の地での詐欺「騙されていました」なぞ罷り通らない

そう今、この瞬間、説明されている今

分かりやすいように解説されている言語の中に、きっと嘘はない

嘘はないが真実一と真実二があって喋る事と喋らない事がある

「聞かれなかったから」専門職対一般人の溝だ

簡素な個室、最低限の会話、専門用語、知らない言葉

遠い遠い異国のよう

ここは、とても遠い異国のようだ

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