ペンは剣より強くはないけど、鉛と拳ならどこまでも

@seikamorinaga3

~序章~

 ロックっていいよなあ。俺音楽が大好きなんだよ。拳は言う。俺にもなれるかなあ。ロックスター。


僕は、夏目漱石みたいな小説家になりたいんだ。でも、純文学って売れないらしいんだよ。鉛は言う。きっとなろうね。お互いの夢を叶えられるように頑張るんだ。


 この物語の舞台は、関東地方の片田舎。語り部の正体は…まあまあ、そう焦らずに。語り部の正体は隠しておきましょう。とりあえず、ね。


関東地方の片田舎に生まれた、唯吾拳ゆいがけんと幼馴染の愛兎鉛あいうえん。この二人が、日本を揺るがすお話です。


結末は…私しか知らない。なんでかって?それを言っちゃあ御仕舞いじゃあないですか。だって、これは語り部の私が語る小説ですよ。野暮なこたぁ聞くもんじゃあございません。


おっと、そろそろお話を始めましょうか。そうだなぁ。まずは二人の生い立ちと出会いをお伝えしましょうか。なに、そう難しいお話じゃあございませんから。


ごゆるりと、そらあもうごゆるりとお読みくださればそれで結構。


じゃあ、今回はこのへんで御仕舞いにしておきましょうかねぇ。そうだなぁ、今回の題名は差し詰め…


『序章』


といったとこでしょうかねえ。では…また。

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