電車

遊び疲れた朝帰り

誰もいない電車に乗り

ひとりラブソングを聴いている

窓の景色を眺めながら

心に響く歌を

口遊む


景色がたくさんの姿に変わり

目的地に近付くにつれ

名残惜しい気持ちになる


もう少し乗って

他の歌も聴きたい

そんな事を思うけど

時間があまり無い


人もだんだん増えてきて

最初の心地良さも

薄れていく


渋々駅に降り

直に朝陽を浴びる

そんな何でもない時間が

僕は大好きだ

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