吸血鬼の薬師と人狼の吟遊詩人……愛する人の思い出を共有する二人が、旅に出ることを決めるまでの物語です。言葉選びが素敵で、単語の一つ一つが幻想的な雰囲気を醸しています。また、世界観に関する説明は少ないですが、文章に散りばめられた「欠片」が想像を膨らませてくれました。