恐怖を自らの想像力がぶち壊す
- ★★★ Excellent!!!
突然非日常に放り込まれる主人公。
今までの人生で慣れ親しんだ世界の土地や街はそのままに、親類友人全てが中身はそのままに姿形と常識が全くの別物になっている恐怖感。
しかし、それらの情景を思い浮かべた途端、忍び寄る恐怖による体の強張りはとけ、口元はニヤけ緩んでしまう。
なぜなら某北欧家具店の例のぬいぐるみは尋常でなく愛らしいからだ。
更に、先だって急速に出回った、例のぬいぐるみ達をさも人のように配置し撮影した写真群を既に目にしていようものなら、もはや取り返がつかない。