ノーベル賞の闇

いまさらノーベル化学賞の話です。

10月10日に、吉野さんがノーベル化学賞を受賞した報道を見て、

ノーベル賞って、闇を抱えてるな、という話を

これからします。


わたしの日常は、スマホを立ち上げて、

ハリポタ魔法同盟を起動させ、ログインボーナスをもらう、

というところから始まります。

よそのおかーさんは、赤ん坊をネグレクトして、

スマホに夢中、という方もおられるようです。

ノーベル化学賞の吉野さんは、自分が発明したリチウム電池が使われている

ケータイやスマホを、使ったことがないそうです。

時代の最先端を行く、科学者が、

スマホを扱えない……。

マジか。


夢をつかむには、基礎研究と、先読みする力が必要、と

吉野さんは言ってましたが

これだけ影響力のつよい発明をした人が

歩きスマホによる事故や、若者がスマホに没入しすぎて現実感をうしなっている現状を、

どう見ているのか、興味がありますね。

夢っていいことばかりだ、と言えるでしょうか。

夢を抱く人にとっては、叶えられることは望外の喜びでしょうが

その後の影響力に対する責任って、ないんだろうか。


夢に向かって努力するのが、美しいとかって人は言う。

夢を叶えた人たちの、幸せな様子を見ていると、

うらやましいし、正直に言うなら、ねたましい。

その一方で、人に認められるって、そんなにいいことなのかな、

と思う自分もいる。

承認欲求が肥大して、もっと、もっと認めて! モテたいの!

とかなんとか、ネットでグジグジやってる人もいるわけで、

モテるためにそんなに努力して、むなしくならないんだろうか、

年を取ってもモテたいのかい、

とかなんとか、心配になったりも、する。


人間って、社会的な動物だし、弱気になってたら、夢なんて叶わないけど。

ほんとうのさいわいって、なんだろう

宮沢賢治の問いかけに、

答えを見つけたいわたしだったり、します。

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