味がVRで変わる時代

2019年8月22日、朝日新聞。『味わう 錯覚や電気信号で』

というタイトルで、VRが味覚に与える影響について、

触れられています。

日本科学未来館での話。VRでカレーを見た人たちが、そのあとカレーの注文が

増えたといいます。

エビ天を置いたテーブルに油鍋など天ぷら屋のカウンターの画像を投影、

アンケートを取ってみると、映像なしで食べたときに比べて

おいしさや温かさ、香りをより強く感じたと答える人が多かった、

と書いてありました。


味覚は研究がもっとも遅れている分野で、舌先で甘み、舌の奥で苦みを感じるという

「舌の味覚地図」は最近になって科学的根拠がないとわかったそうな。

電信号で脳に味覚信号を送っておいしさを感じるようになったら、

『化学調味料』ならぬ

『科学調味料』になるかも、

そうなったら人間の欲望はどこに向かうのか

なーんて真剣に書いてありました。


べつにいいけど、基本を忘れないでね。

食糧難が近づいているんだから(何度も言うけどさ)。

人工肉をVRでジューシーな牛肉に錯覚させて、喜んで食べてる未来が待ってるかも(汗)

なんの映画で見たのか忘れたけど

食糧難の時代、政府の支給していた肉が、加工された人肉だったというSF映画を見たことがあって、

背筋が寒くなったことがあります。

VRだったらなんでもアリという感じがしてくる……。

真偽をみわける観察力が

これまで以上に必要になるのかも。


わたしには観察力がないので、ムリです。

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