夏休みの宿題に、昆虫採集?

2019年7月14日、朝日新聞。

80年から90年代に

昆虫採集に批判の声があがりまして、

昭和にはアマチュアでも夢中になっていたのが、令和には下火になりました。

ために、自然に関心を持つ人も減り

いまやレッドデータを集めるのもおっつかっつというありさま、

なのだそうです。


やたらと昆虫を捕るのはもちろん自然保護の観点では問題なのでしょうが

そのために研究者の卵が減ってしまってしまった。

昔は自然にしたしんでいる人間が世界で一番おおかった日本人は

外国に遅れるハメになってしまったわけですな。

業者に頼めば費用が高く付くし、

学会に参加するほど高レベルな愛好家が

自然の現状を探ってくれるなんて時代じゃない。

山登りも大変だし、高齢化だしねえ。

SNSで投稿している若者に期待を寄せている朝日新聞の記者ですが、

若者だってそんなにヒマじゃないはず。

あの時代「昆虫採集だって議論の対象になったんだから

ひとつの功績はあったんだよね」

ってかばう人がいたら、違っていたかもしれない。

だれだって批判されるのはイヤだもんね。


時代が変わるのを見越して、耐えられる人がいるのといないのとでは、

その後の展開が違うんだ。

失敗しても気にするな、二度目の風を忘れるな、

とビリー・ジョエルは歌っていたっけね。

後悔先に立たず。自然と人間の間を深く考えなかった罪は大きい。

軽がるしく 「自然保護」 って言えるのかな。

そもそも、人間という存在そのものが不自然だじゃなかろうか。

いまさら昆虫採集をして、レッドデータブックが間に合うのかどうか……。

やらないよりマシかもだけどね。

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