京都アニメーション、放火される

2019/07/20時点のニュースでは、男が京都アニメーションに刃物を持って押し入って、

ガソリンまいて放火したことまではわかっていますが、

それ以降はなにがなんだかわからなくなっています。

亡くなられた方には、ご冥福を祈ります。


これはファンタジーと現実を区別できない人間のやることだ、

とする論説も見ましたが、

これは、推理小説が殺人を助長するという意見と同じで、

まったくの戯れ言だとわたしは思う。

もしそれがまかり通るなら、本を読め、というかけ声は

否定されることでしょう。

そもそも本を読むことは、そこから影響されることも含まれる。

良書を読んでも、悪い影響を与えられる人だって

いるんです。(『若きウエルテルの悩み』に影響されて自殺するとかね…… 汗)


本が罪悪だと言われていた時代だって、昔はあったんです。

(江戸川乱歩なんか、明治時代に発禁処分にあってます)。

アニメが罪悪だというのなら、なにを根拠に言っているのか論理的に説明して欲しい。

そもそも。

過去にどれだけの媒体が、罪悪だと言われてきたことか。

「なむあみだぶつ」と唱える宗教ですら、悪と言われて弾圧された。

そしてそういった罪悪が、「平凡な日常」になっていくさまをわたしは知っている。

ちょっと歴史を勉強すればすぐわかります。


結局、理解できないものについて、安直に、

「AだからBである」

という論説に飛びついてる。

京都アニメーションの放火については、公安まで乗り出した、という情報もあります。

言論の弾圧に繋がらなきゃいいけど……。

いや、弾圧だったら見えやすい。

自主規制がいちばんこわい。


わけのわからない事件がだんだん増えているのは、

生物としての人間の本能が、

なにか、警告を発しているのかも知れない。

魂は病んでいる、というギリシャ哲学があった気がします。

病める魂の安息の地は、どこにあるのでしょうか。


鏡から我をのぞくと神になる、という神道の教えがあるそうです。

どうかそのあたりから、日本の哲学を始めてくださいな。

西洋のやり方をまなんだ人なら

日本のやり方を生み出せるんじゃないかな。


今回の事件はいたましいですが、

ここは静観といきましょう。

わけのわからない事件で心を悩ませるより、

夢に向かってGOだ!

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