いだてん #24

偉人というのは、周囲にめぐまれて育つ面もあるんですね。

今回のいだてんは、池部のおかあさんが偉大でした。

帰ってこいと言っていたのに、東京大震災で家族を心配して帰ってきた四三に、

「逃げて帰ったのか」

と責め、韋駄天の由来を語って聞かせます。

人々のために、駆け回って食料を集めて施した神さまの名前。

それに恥じないようにしろと。


柔よく剛を制すると目がさめた四三くん、

地震の東京にもどって大活躍!

胸が熱くなりました。

人間は無力だ。それに気づいたとき、ほんとうの強さが判る。

四三の目には、希望の光が宿っています。


志ん生も、周囲にめぐまれています。

こんな地震で寄席なんかありっこない、と思ってたのに、

芸を披露する機会に恵まれて。

「泣いて笑うのが人生だ、そういう落語をやってほしい」

車夫にお願いされたシーンは、じーんときました。


嘉納治五郎先生も偉かった。

悲願だった競技場を、避難所に開放しちゃった。

ただごとじゃない。問題意識が違う。

こういうのをみると、やっぱり環境ってあるよね、

四三くん、恵まれてるねと思うのだよ。


さて、来週から第二部に入ります。

いよいよ64年の東京オリンピック!

前畑がんばれ、のシーンが見られるか。

このシリーズ、ほんっと平和的でわたしは好きです。

戦闘シーンがあると、イヤになりますから、わたしはね。

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