お知らせと岡田斗司夫の『宮崎駿・高畑勲論』

みなさんにお知らせします。

いだてんドラマのレジュメを中止します。

というのも、著作権法に触れていると指摘があったからです。(著作権法が改正されました)。


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それでですね、今週は、岡田斗司夫の動画を見たよって話です。

創作論にも関わってくる話題です。

岡田斗司夫は、オタク文化の評論家をやっている人ですが、

4月7日のYouTube動画

https://www.youtube.com/watch?v=jc5n-OjI2qY

で、高畑勲が宮崎駿を痛烈に批判しているということを述べています。

岡田に言わせると、『平成狸合戦ぽんぽこ』 は、痛烈なアンチ・ファンタジーの物語。

『ぽんぽこ』 は、『ブレードランナー』である。

人間そっくりのものが、人間になろうとしてかなわない話。

それを通してわかることは、

岡田斗司夫のいうには、高畑勲は、

ファンタジーとは、現代の阿片である。害毒にしかならない、と思っていると指摘しています。

わたしが 『ぽんぽこ』 に違和感を感じていたのも、そのあたりだったのかもしれない。


多摩ニュータウンを妨害するため、狸たちが百鬼夜行するシーンで、

高畑勲は、宮崎駿のキャラクター(トトロなど)を「逆向きに行進させて」

宮崎駿を批判している、と岡田は言います。

自分のキャラクターは、少なくとも前向きに進んでいるが、

宮崎駿は、過去にこだわって前に進んでない、ってね。


作品にいろんな解釈ができるところが、名作の名作たるゆえんです。

高畑勲が自然保護のために 『ぽんぽこ』 を作ったのだ、という人もいれば、

社会動議ために作ったのだ、という人もいる。

アニメで世界を変えたい、と願った人々にとっては、

一時の娯楽にしか過ぎないアニメという現実に直面して、

絶望も感じたかも知れません。


娯楽作品を作ることで、世界を変えたい人たちがいるんですね。

それは、作家やアニメーターを志す人にとっては

高い理想だったり、

ばかげた空想論だったりします。

ファンタジーは逃避ジャンルだから、

現実の話なんてイヤだって人もいるかもね。

わたしはねえ、後味の悪いお話は書きたくないけど、

残っていく作品は、作っていきたいと思ってます。


だから、最近では、児童文学に入れ込んでるわけ。

ラノベだと、掃いて捨てられる作家として扱われそうだから。

ラノベも好きなんだがねー……。

まだまだ創作するまで行ってないので、

基礎を固めるために、がんばります。

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