あくまのささやき

位月 傘

 数年前に、初恋の人を殺した。当時は恋と呼ぶには淡過ぎるほどの、自分を肩書き抜きで接してくれた唯一の人に向ける、年頃の少女なら当然に持つ憧れだれだったのかもしれない。

 それでも、そんな相手を自らの手で殺めたという事実が胸に重くのしかかり、連鎖的に恋した人を殺してしまったという意識だけが残っている。だから、あれは恋じゃなかったと笑え飛ばせるほど、それが心を占める罪の意識は小さくなくなってしまった。

「おねえちゃーん、準備できたー?」

 たった一人の家族の声がして、憂鬱をしまい込む。気持ちを切り替えるように大きく息を吸い込み、妹に届くように呼び掛けた。

「ごめん!もうちょっと待ってて!」

 出来る限り動きやすい服装を手に取り、あわてて部屋着を脱ぎ捨てる。目立つ祖父譲りの髪色をフードで隠すことで、準備を終える。以前ならば武具が掛けられていた場所に何も置いていないことに安堵し、階段を駆け下りた。もう妹を守る盾も、妹を取り戻すために振り下ろした剣も必要ない。

 そんな幸せな日常を、息苦しさをおし隠し、なんでもないような顔で享受している。 

「もー、遅いよお姉ちゃん」

「ごめんごめん。ほら、機嫌なおして。可愛い顔が台無しだよ」

 ふくれっ面の妹は、そういうとすぐに破顔した。この子といるときだけは、あの選択が仕方のないことだったと、諦めることが出来る。

 同時に、あの人外じみた――実際人ではなかったのだが――酷く整った顔の男が頭によぎる。ついでに、絶対この男は倒れないと思っていたわたしのことも。

 考えを振り払うように、重たい扉を開けるために力を込める。対照的に彼女は軽やかな足取りで開いた扉の隙間を通り抜けていく。

 その様子に何故だか酷く不安を煽られて、おもりを付けているような足を無理やりに引きずった。

 

 久々に来た街は活気に溢れていて、人の多さと空気に呑まれてか気持ちが高揚する。

 魔物がはびこっていた頃も人は居たが、もっと皆ピリピリしていたし、街の外からやってくるのは大抵武器の調達や、依頼を受けた冒険者たちだったから、こんな風に観光客をもてなすような店が増えているのはなんだか感慨深い。

 きょろきょろと街を見回すと、ぐいっと服の裾を引かれ、意識を引き戻される。驚きもせずに視線を向けると、瞳を輝かせた妹が近くの店を指さしていることに気がつく。

「あそこの雑貨屋さん、行ってみたい!」

「うん、行こうか」

 お金は使いきれないほどあるし、この子は高価なものを欲しがることもほとんどないので、いつも街に来たときはどんな店だろうと、入りたいと言われれば一度入ってみている。

 店の前にまで行って、店名が記された看板にどこか見覚えがあるような気がしたけれど、深く考える暇もなく彼女が手を離して店の中にはいって行くものだから、あわてて背を追いかける。

 様々な場所から取り寄せられたのであろう、さらわれた妹を探しに各地を巡っていた頃に見たことのある陶芸品や不気味なお面が所狭しと飾られている店内は、奇妙な一体感があった。

 昔から変わったものに目がない妹は、瞳を輝かせて早足でずんずんと進んでいくものだから、ついつい苦笑いをこぼして歩みを進めようとすると、突然人当たりの良さそうな声音の青年にカウンターから声をかけられる。

 反射的に振り返ると、どこか見覚えのある男が安堵したように、どこか嬉しげに口元を緩めていた。

「勇者さまですよね!お久しぶりです、覚えていらっしゃいますでしょうか」

「えぇと」

 面と向かってお前など知らないと告げるのは気が引けて、曖昧な笑みを浮かべるが、男はめげることもなく言葉を続ける。

「何年前でしたかね……。うちの店をひいきにしてくれてた色男は元気にやってますか」

 その言葉で鮮明に記憶がよみがえる。しかし申し訳ない事に思い出したのは、この店員でも店でもなく、当時私を連れまわしていた例の男の事だ。

 誤魔化す様な愛想笑いを張り付けなおして、いつもと同じ言葉を紡ぐ。彼は顔と人当りだけは良かったうえに、しょっちゅうわたしに付きまとっていたので、こうして憶えている人に時々同じように尋ねられるのだ。

「彼は旅が終わって故郷に帰ったんですよ。私も場所は知らないのですが」

「ありゃ、そうなんですか。そいつは残念、もし機会があったらよろしく伝えといてください」

 わかりました、なんて心にもないこと言おうとしたところで、ぐいっと手を引かれて視線を其方に向ける。自分にふっと影が差す。普段だったら相手の顔を見るために頭を上げるというのに、目の前にぶら下がっている見覚えのあるネックレスと、懐かしい香水の香りに釘付けになる。

 呼吸さえままならなくなって、周りの音も聞こえない。そんなまさか、あり得ない。だってわたしが殺したんだ。わたしが、この手で――。

「おーい、お姉ちゃん、大丈夫?疲れちゃった?」

 引き戻された現実では、昼間とは言え薄暗い室内を照らすランプが真上にぶら下がっている。心配そうに私の様子を伺う少女と目が合って、とっさに笑みを作る。

「大丈夫だよ、少し考え事してただけだから」

 そっかー、なんて言いながら、特に気にする様子も無く私の手を引き、きらびやかな装身具が置かれている棚の前まで連れて行かれる。

 前にもこんなことあったな、という思考を無理に振り払い、気持ちを新たにした所でまた見覚えのある耳飾りが目に入って、胸がざわつく。今度ははっきり覚えていることだった。

「これ、お姉ちゃんに似合いそう」

 いつか彼に貰って、旅が終わってからすぐに捨てた物。一瞬動きを止めてしまうが、すぐに同じような意匠のものが整然と並べられていることに気づいて、自分に暗示をかけるように無理やりに安心させる。似たようなものを見ただけでフラッシュバックするなんて、随分弱くなったものだ。

 それにこれを貰った日だって、君が来ないのなら暇すぎて街ひとつ潰してしまうかもしれない、なんて馬鹿げた脅迫を受けて一緒に街を歩くことになったから。要するに彼のごっこ遊びに付き合っただけだ。事実、彼はそれをできる力があったし、本来なら問答無用で破壊しつくしていて当然の、世界を壊す側の生き物だったはずなのだ。

 彼のそんなある種、人類の敵らしくない行動に救われてきたのは事実だった。そして、救われていたのは、彼の気まぐれで殺されなかった人々だけでなく、他でもないわたしだというのも、事実だ。

 妹が欲しがったお守りを受け取り会計を済ませる。きっと同じことがもう一度起こったとしても、同じことをする覚悟を私は定めている。

 しかし願わくば、もう二度とそんな選択が迫られないよう、受け取ったお守りを握り締めた。

 

「もしかして、勇者様ですか!?」

 昼食を摂ろうと食事処に腰を落ち着けたところで、少女といってもまだ差し支えないような店の制服をまとった女性に声を掛けられる。今度は知っている顔だった。彼女が口を開けようとしているのが見えたので、申し訳ないが先手を打つ。

「悪いけれど、あの男の居場所は私も知らないよ」

「えっ、そうなんですか……」

 彼女は例の男に熱烈な――恋人と勘違いしたわたしの事を刺してしまう程の想いを寄せていた。この様子から察するに、寄せている、と言った方が正しいのだろう。

 あからさまにがっかりしている彼女に心底申し訳ないという顔を作り、首を左右に振ってみせる。もちろん、彼女がこの店にいるのを知っていた、入りなどはしなかった。面倒なことだけを忘れるくせに、苦しい事は忘れられない自分とこの状況に、思わずため息をこぼしてしまいそうだった。

 もしあいつは快楽主義の畜生だとか、人類を滅ぼそうとしてた悪魔だったとか言ったとして、わたしがあれを殺したと分かれば許しはしないだろう。彼女にとって、彼についての事は嘘であろうが真実であろうが大した違いはないのだ。

 だからこそ、私は嘘を吐き通す。万が一にでも真実がばれたとして、妹に何かされたら、今度こそ地獄に落ちてしまう。

 どんな歪な形であろうと、愛する人を、多くの命を奪ったわたしは、恨まれることしか許されないはずなのに、きっと許せなくなってしまう。奪われる悲しみを知っていても許容できない。

 だからこそ、今は彼の一時の友人であったような仮面を被りなおす。

「なにか、手掛かりはありませんか。どちらのほうに向かったとか」

「故郷に帰るなんて言っていたけれど、場所までは聞いてないよ」

「そう、そうですか」

 最初に私に向けた笑みとは一転して、感情の見えない表情で、ここではない何処かを見るようにぼそぼそとそう呟く。けれど言葉は明確にわたしに向けられていたようで、今度はこちらを真っ直ぐ見据えてくる。

「もし見つけたなら、絶対に教えてくださいますか」

「あぁ、もちろん」

「その言葉、違えないでくださいね。嘘を吐かれたなら、何をしてしまうかわかりません。勇者様のこと、傷つけたくはないのです」

 そこまで抑揚のない声音で言い切ると、一転してにこやかな笑みを浮かべてご注文は、なんて訪ねてくるものだから、つくづく恐ろしいと冷や汗をかく。

 冷え切っていた空気に気づかなかったのか、単に興味がないのか、妹は満面の笑みで注文をする。そこまで肝が座っていないので、同じものを、と笑顔を浮かべるだけで精いっぱいだった。

 

 夕飯の材料を買いに市場に向かうと、観光客ばかりとは思えないほどに活気に溢れていた。こういった土産物屋以外の露店は、もう少し寂れてしまったのではないかと心配していたが、観光客は増えてもその日暮らしの旅人はそれほど減ったわけではないらしい。

 珍しく街まで出てきたのだから、村では見ない食材を使ってみようか。妹は新しいものが好きだ。あれこれと献立を考えながら、新鮮な食材を吟味していると、同じように露店を見に来たであろう人の気配が隣に来たことに気づいたけれど、特に気にすることもなく、視線を棚に落としたままにする。

「これ使って俺に手料理振る舞ってくれよ。今度は毒入れないでくれると嬉しいんだが」

 明確にわたしに向けられた言葉だと知っている。がばりと勢いよく顔を上げるが、目の前にいるのは露店の店主で、隣には物珍しそうにあちこちを眺める妹がいるだけであった。

「おっ、買うかいって勇者様じゃあありませんか。ぜひうちで買っていってください、お安くしますよ」

「あ、あぁ。お願いします」

 適当にいくつか包んでもらうと、逃げるようにして妹の手を引いて人込みをすり抜け、足早に駆け抜けた。今日はやっぱりおかしい。記憶に蓋をしようとしてるのに、うまくはまらない。どうにも零れ落ちる記憶を落とさないように慌てて掬い上げることしかできない。

 早く早くと、取り戻したはずの日常に戻ろうとして、自然に足は速度を上げる。いっそのこと捨ててしまえたら楽なのに、どうして大事に囲ってしまうんだろう。

「お姉ちゃん、大丈夫?」

「そんなに焦ったところで、どうにもならないさ。そんなことよりも、俺との逢瀬をもっと楽しんでくれよ」

 忘れていたはずの声が、やけに鮮明に蘇ったのは、この状況のせいなのか、それとも妹の言葉を聞いたからだろうか。相変わらずのふざけた言葉が、わたしを蝕む。

 唐突に立ち止まった私に、疑問をぶつけられなかったのは幸いだった。また連鎖的に思い出しでもしたら、今度こそ耐えられない。数秒後、私は溢れる言葉を抑える訳でもなく、言葉を絞り出す。

「ごめん、ごめんなさい」

 誰に対しての言葉なのだろう。これがもし伝えたい相手に届いたとして、どうしたいのだろう。足を進めはじめるまで、妹は何も言わなかった。

 それから家に帰るまで、来た時と同じように、何事もなかったの様に和やかに会話をしながら帰路についた。

 

 すっかり夜も更けて、寝入った妹を起こさない様に、こそこそと明日の食事の仕込みをする。今日はたくさん心配をかけてしまったから、明日の食事は豪勢にしよう。特に機嫌を損ねてしまった様子は無いが、『良い姉』をするには当然の行動だろう。

 先ほども述べた通り、すっかり夜のとばりは落ちている。それを分かっているのか、小さい音で、しかし明確に扉を叩かれる音に、重くなっていた瞼が軽くなる。

 慌てて扉を開けると、思いもよらない見知った顔が家の前に立っていた。そして驚きよりも先に、頭の中で警鐘が鳴り響く。

「勇者様、言いましたよね。約束してくださいましたよね」

「なに、を」

「どうして嘘を吐かれたんですか」

 昼間に会った少女に詰め寄られる。危害を加えられている訳でも、怒鳴られている訳でもないのに、奇妙な迫力を伴った温度のない声に圧倒されて、うまい言葉が思いつかない。

 そしてなにより彼女の言っている言葉の意味がわからない。

「私、見ちゃったんです。市場で勇者様とあの方が一緒に居るところを」

「仮に貴女の言葉が真実だったとして、どうして私のほうを追ってきたの」

「ずっと見てたのに、気づいたらいなくなっていたんです。だから、教えてください、どこにいるのか」

 理解が出来ない、これはただの言いがかりだ。分かったのは、対話は不可能という事と、このままだと危険だという事だけだ。

 彼女が室内に向かって一歩踏み込んだのを見て、はじけるように台所に駆けだした。しまったばかりの包丁を右手で掴み、それを武器として認識した途端に震える右手を抑え込むように左手を重ねて構える。覚悟を決めたはずなのに、どうしても恐怖をぬぐえない自分を叱責する。

「勇者様が悪いんです、どうかお許しください」

 どこか遠くを見つめたままわたしを追ってきた彼女は、隠し持っていたであろうナイフを構えたままこちらに突進してくる。それを躱し、反撃しようと包丁を構えたところで、彼女はピタリと動きを止めて、そのまま地面に倒れ伏した。

 なにが起きたのかわからない。警戒をしたままでいると、背後から今日何度も聞いた声が聞こえてきて、思わず包丁を滑り落とす。

 ありえないことだ。理解が出来ない。床に落ちた凶器を気にもせず、男はいつの間にか振り返れないわたしの前に緩慢な歩みで向かっていた。

「感動の再会だっていうのに、随分冷たいじゃないか、ソフィア。それともちょっと放っておいたから拗ねてるのか?」

「どうして、あなたは」

 私が殺したはずでしょう。わたしの箱庭に、彼がいる。夢のような光景なのに、五感がこれは現実だと訴えかけてくる。随分楽しそうな目の前の悪魔は、まるでこちらを見ていないようで、全てわたしに向ける言葉を紡ぐ。

「俺の贈り物、気に入ってくれた見たいで嬉しいよ。もう全部棄てられたみたいだけど、あれだけは残してあったから安心した」

「あなたからもらったものは、この家にはない」

 関わったものすら残っていない。相変わらず上機嫌でわたしの事だけを見つめられて、ぐらぐらと頭が熱くなる。許容量を超えた出来事に見ないふりをしようとするわたしを咎めるように瞳を覗き込まれる。

「君も本当はわかってるんだろう。それに外側を壊さない様に中身を入れなおすのは結構面倒なんだぜ」

「何を、いって」

 馬鹿げたことだ、と一蹴できるほど強くない自分が腹立たしい。動揺する様を嘲笑っているのか、鼻歌でも始めそうな上機嫌で話しつづける。

「可愛い妹は、君の記憶通りに動いただろう?」

 とっさに剣の柄を取ろうとして、空を掴む。とっくの昔に捨てたはずの物に縋ろうとするなんて、周りからみたらどんなに滑稽だろう。悪魔らしくその無様な姿に笑みを深めて、何処からか取り出した、懐かしい剣を手に持っていた。そして私の手をとり剣を握らせる。離すことを許さない様に、恍惚とした表情のまま――自身の胸に、剣先を突き刺した。

 蘇るひとの身体を貫く感触に、抵抗することもできないまま更に凶器は胸に突き刺さる。その分お互いの身体は近づき、そのまま耳元で囁かれる。

「君になら俺を殺せる。君になら殺されてもいいんだ。好きだよ、ソフィア」

 恋というには薄っぺらくて、余計なものが多すぎる。もしかしたら私で弄ぶための、ただの嘘なのかもしれない。

 それでもわたしは私の道を定めている。こいつは私がどうするかなんてわかっていて、中身のない愛を囁く。意味のない行動だ。

「生憎、君も知っての通り、心臓を一度貫いたくらいじゃ死なない便利な体でね。それに俺を追いかければ君の大事な『妹』がもう一度目を覚ますかもしれいぜ?」

 わたしが向けている感情はなんなのだろう。恋うているのだろうか、憎らしいのだろうか。それでも私が出来ることは少ししかない。今度は自分の力で手に力を込める。

「精々、残りの人生、俺の為に生きてくれ。もちろん俺の上司同僚その他もろもろは、全員残らずあの世に行ってるから、邪魔が入る心配はないさ」

 あのときから変わらない男に、自分がどんなに思い出を美化していたかしみじみと実感する。

 私が倒した『悪魔』は相手の瞳を覗けば魂を抜き取ることが出来る、なのにプライドがやたらめったら高いから、人と同じ土台で人の事を殺そうとする存在。

 その悪魔の矜持を捨て去ったバケモノに、何の因果か魅入られてしまった。

「それに、どうせ今までだって、俺のことを忘れられなかったんだろう?」

 まるで全部見てきたように、男は楽しそうに顔を歪める。ばかだ、と胸の内で独白した言葉は、誰に向けて何だろう。

 思い切り腕を引いて、剣を引き抜く。そしてそのまま間髪入れずに男の腹に、今度は自分の力で突き刺した。

 これは虚勢だ。無理やり作った笑みは歪で、こいつ以外の人々に散々取り繕っていた仮面も捨てるような顔をしているだろう。それでもこれが私の真実だし、昔からやられっぱなしは性に合わない。わたしは、寓話の悪魔に成り下がるのだ。

「わたしより先に死なない様に、精々逃げ回ってね」

 悪魔は、ついに声を上げて笑う。ようやく時計の針は動き出す。久々に新しい思い出が増えるのだろうと考えて、やっぱりばかだ、と独白した。

「あぁ、ははっ、その眼が見たかった。どこまでも自由で、どこにも行けない君の瞳は本当に美しい」



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

あくまのささやき 位月 傘 @sa__ra1258

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ