69 望み



門をくぐって進むと


おじいさんが10万の軍勢と いや 9万の 8万の・・・ 2万の 1万の


「セネ 速くいかないと 敵が全滅してしまうわよ」


「にゃ さすが勇者にゃん」




神の使徒の力は恐ろしく強かったが


私の力も上がっていた


使徒の動きが 剣の動きが見える


体が自然に動き 使徒を斬りさく


使徒の力の流れが どこを攻撃すればいいのか わかる


これが勇者の力 いや 今までの稽古の成果なの


強い 私は強い この力があれば みんなを守ることが


「やあっ ザシュッ」


これで3人目


次は あれっ 敵が


セネの方を見ると


セネは100人くらいの神の使徒を倒していた


はぁ~ まったく 化け物ね


あっという間に10万人以上の神の使徒が全滅ね


これだと おじいさん1人でも 問題なかったんじゃ


私とセネがおじいさんのところに行くと


私達の目の前に 光の柱が


そして 男が現れた


この男が自称神なの


「ふっ 無駄な 努力を まあ ここま・・・」


ザシュッ っと音と共に男が真っ二つに


えっ おじいさん まだ 自称神がしゃべっていたのに


「にゃ 終わったにゃん」


「終わりなの はぁ~ 何だったのよ」


セネがおじいさんに抱きつき


キスを


おじいさんが私のほうを見ているけど


えっ いや おじいさんとキスは 無理です


まさか こんなにも あっさり終わるとは おじいさんの強さはチートすぎるわね


ボスを倒したんだから 呪いが解けて勇者様になったりしないのかな


私がキスをすれば 呪いが解けたりしたりして






あっ 人がくる まだ残っていたの


2人の男が私達の方に そして私の前に


「封印が解ける 暗黒竜の封印が 神の力で封印していた暗黒竜の封印が 貴様らのせいで世界は滅ぶ」


何を言っているの


あっ


シュパッ シュパッ


セネが2人の男を斬りさいた


「やったにゃ セネが倒したにゃん」


はぁ~ 確かに 私とセネは活躍出来なかったから 私も何かしたかったけど その人達は・・・




えっ


亀裂が 地面に亀裂が走る


おじいさんが 私とセネを抱えて ジャンプした


すぐに セネが黒竜を召喚して 私達は黒竜の上に


地面は盛り上がり 何かが


何 何か いるの 地面の中に何が


恐ろしい黒いオーラが地面から溢れてくる


何 何なの さっきの人が言っていた封印が解けたってことなの だとすると


・・・


地面の中から 巨大な黒い竜が


暗黒竜が現れた


えっ


おじいさんが ジャンプして暗黒竜に向かっていく


そして 剣を振る



斬れていない


えっ


おじいさんでも無理なの そんな


おじいさんは 魔法で空を飛びながら 暗黒竜に攻撃しているが


「無理にゃ あれは 本当の化け物にゃ 逃げるにゃん」


そうよね 戦う必要なんてないもの 逃げればいいのよ


おじいさんは何度も暗黒竜に斬りつけているが


暗黒竜は傷1つ出来ていない


まったくダメージを与えることは出来ないようだ


そして ついに 暗黒竜の攻撃がおじいさんに


暗黒竜の魔法も体当たりも避けていた おじいさんに 暗黒竜の尻尾が当たり


おじいさんが吹き飛んでいった


おじいさんの方を見ると すぐに立ち上がった


が・・・ 口から血を


「セネ 行くよ」


「にゃ あれは 寿命にゃん」


えっ ダメージじゃないの それなら


私とセネを乗せた黒竜はおじいさんの方へ


しかし 風の魔法が黒竜を襲う


「行ってくるにゃん」


セネはジャンプして おじいさんのところに


そして おじいさんに エリクサーを


よし さすが セネ これで大丈夫ね


えっ 何だか いつもと違うような


「ぶはっ」


おじいさんは再び血を吐いた


えっ そうだ 鑑定 ・・・ なんで100歳のままなの


暗黒竜の攻撃がおじいさんに


しかし セネがおじいさんを抱えて 逃げる


「黒竜ちゃん セネとおじいさんのところにお願い」


しかし 暗黒竜の風魔法で おじいさんとセネのところまでたどり着くことが出来ない


どうしたら


(まったく 自称神を倒したら終わりじゃなかったの)


(ふん あれが最後だろ あいつなら倒せるだろ あいつの方が絶対 化け物だぞ)


えっ すず様 そして 魔王 


(私達の目的は達成された もう思い残すことはない それなら最後の力をあつしに)



(まあ いいだろう 我ら転生者の力をあつしに集めれば)


転生者




おじいさんの周りに12の光が集まり


12の光がおじいさんの中に




しかし 13の光がおじいさんの中からはじきだされた


光は1つに集まり


光輝く


光が収まると 美しい女性が現れた


「勇者あつしよ お前の望みは お前はまだ死を望んでいるのか」


えっ おじいさんの望み おじいさんが死を・・・


すると


おじいさんが 首を横に振り


「俺は生きたい イリスとセネと一緒に 愛する イリスとセネと一緒に」


えっ セネのことも いや おじいさんがしゃべった


「ふっふっ そうですか ならば いまこそ 真の力を 真の勇者の力をあつしに与えましょう」


女性がおじいさんに抱きつくと 女性はおじいさんに吸い込まれ おじいさんが光に包まれた


恐ろしく強い力 それでいて 温かい力 あの暗黒竜よりも 圧倒的に強い力が


おじいさんから溢れてくる


そして


光が収まると


そこには


剣を持った






裸のおじいさんがいた

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