第5集 枯れ枝と財布

枯れ枝と財布




におい付きの風がでてきて春になる虫も変態たちも目覚めて


微笑んで穴掘る人はいないのだ「のだ」なんて言うから土になる


オレ、飛沫、わりと見るかも だいたいは透明なのが多かったかな


ピンクの雲いいなさわってみたいなあ財布にいくら入ってたかな


魔王と言い枯れ枝と言う子と父で馬の手綱を握るのは父


筆くわえアシカが新元号を書くみたいな・でかい白紙みたいな


体液を拭くため置いた一箱のティッシュボックスからっぽ 祭


虹色の花火はじけてたんだよと告げてよく寝た一方的に


ゴミ箱のたったひとつのゴミなので見えたねじれてくちゃくちゃになり


持ったまま眠ってしまい目が覚めてふたたび使い始めるスマホ

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る