Episode2 a chain of ballying
Episode2を書くにあたって、明示された5枚のカード
2019年2月1日 午前0時8分。
なずみ智子は、ルノルマン・カードを手に取りました。
『2019年版 ルノルマン・カードに導かれし物語たちよ!』のEpisode2を書くにあたって、引き当てたのは以下の5枚のカードでした。
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1枚目: 5 樹(キーワード:健康、成長)
2枚目: 13 子ども(キーワード:子供、新しいこと)
3枚目: 19 塔(キーワード:伝統、権威)
4枚目: 12 鳥(キーワード:コミュニケーション、会話)
5枚目: 20 庭園(キーワード:集会、交流)
「5 樹(キーワード:健康、成長)」という初めて引くカードが1枚。
このカードを軸としてコンビネーション・リーディングの一例を紹介しますと……
「5 樹」+「19 塔」=病院
そして、同じく「5 樹」+「20 庭園」=病院
さらに、Episode1でも引いた「13 子ども」のカードは、”赤ちゃん”や”幼児”だけでなく、ティーンエージャー(10代の若者たち)を表しています。
そんな「13 子ども」のカードを軸として、コンビネーション・リーディングを行いますと……
「13 子ども」+「5 樹」=病気の子ども、豊かさ
「13 子ども」+「19 塔」=教育事務所
その他、「12 鳥」のカードからは、作者は鳥さんマーク(アイコン)のTwitterを真っ先に連想してしまいますし、前作の「Episode8 異世界恐怖譚~美花の場合~」にて”男根”のキーワードとして作中で使用しました「19 塔」のカードは、今回も登場です。
なお、牢獄や”監視するため”の場所として作られた塔などの中にいる者は、その内側にこもり続ける”孤独”や”孤立”という意味も表していると……
なお、一個の人間が見上げるほどに高くそびえたっている塔のイメージからは、そのキーワード通り”権威”ならびに、決してあらがうことできない&あらがってはいけない”権力”をも連想してしまいます。
わりと調理しやすい5枚のカードたちかと最初は思いましたが、いくら登場人物やプロットを考え始めても、漠然としたモヤモヤ感につつまれたままでしっくりこず、何度も練り直していました。
例えるなら、”回路が完全に開き切っておらず詰まっていた状態”でした。
なかなか「よし、これで行こう!」と作者の内側からの”GOサイン”が出てこなかったのです。
しかし、作者が休日出勤をすることになりました2月10日(日)、冷たい風に吹かれながら家路を急いでいた時、何の前ぶれもなく、”開き切っておらず詰まっていた回路”が突如、パアッと開けたのです。
電波な話ではありますが、内側からの確かな”GOサイン”をも感じることができました。
詰まっていた回路からブワッと溢れ出してきた登場人物やプロットたちを骨組みし、ペタペタと肉付けをしていき、本Episode2は完成いたしました。
今回の主人公は、女子高生・四ノ原 葵(しのはら あおい)です。
なお、彼女はごく平凡なスペックの女子高生ではなく、学校一の美人と評判高い美少女高校生です。
そんな彼女は、自身が長年、密かに熱く苦しい恋心を抱き続けている幼馴染の鳴瀬 将臣(なるせ まさおみ)の他、4人の友人たちとともに地元の廃病院へ肝試しに向かいます。
何事もなければ、その廃病院での肝試しは単なる青春の1ページとして彼女の思い出に刻まれていたでしょう。しかし、そこで彼女たちを待ち構えていたのは、異様な風体の子供たちでした。
全員坊主頭のうえ、手にナイフやらボーガンやらを持った10名以上の殺人キッズに彼女たちは追い回されることに……!!!
またもや、変態であり胸糞なホラーです。
もし、本作が実写化されるなんて”神の奇跡のごときこと”が起こったと仮定したなら、間違いなく18禁となってしまいます。主人公・葵を演じるのは、ヌードOKな女優さんとなるでしょう。それに、未成年飲酒や未成年喫煙の場面まであります。
そして、こんな変態胸糞ホラーを作者の内側だけに留めるのではなく、こうやって公の場に公開してしまうことで、作者自身が変態であると思われたり、頭の中身を心配されてしまう&ドン引きされてしまうのでは、という恐怖もブワッと湧き上がってきました。
しかし、よくよく思い返してみれば、前作の「Episode8 異世界恐怖譚~美花の場合~」や、ホラー風味なショートショート「第18弾 白いケーキ」「第20弾 ありがとう、チンタさん」「第23弾 〇ッチなカラダ」やらで、すでに散々やらかしているわけで……何を今さら、って感じですね。
全部で4話に分かれることになりました「Episode2 a chain of ballying」ですが、最後までお付き合いいただけましたなら、幸いでございます。
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