第7話 ランチ
「 りえー! 」
「 は!? 」
私は一気に現実へと戻される。
「 またボーッとしてたよ!ほらランチ行くよ! 」
胸きゅんデートの後、発覚したことがあった。その美容師の彼には彼女がいたのだ。
彼女がいることを私には隠していた。
私の知り合いが、見てしまったのだ。
その彼が彼女と車の中に一緒にいる所を……
その話を聞いた私は、ショックで立ち直るのにも時間がかかってしまった。
学校にも行けず、毎日泣いていた。
でもなんとか乗り越えて、また次の恋愛へと……
それはまたおいおい話すことにしよう。
「 Bセットで! 」
「 あ、私も同じので! 」
同僚とのランチ。色々な話をするのかと思いきやいつも決まった話ばかり。
会社の人の噂話などいじるような話ばかりだった。
あの人とあの人がどうだとか、あの人の家庭はあまり上手くいってないとか。
正直、どうでもいい話ばかりだった。
「 そうだ!今日、りえ飲みに来るでしょ?あの人も来るって! 」
「 う、うん 」
そういえば今日、飲み会かぁ。
久しぶりの飲み会で、同僚の気合いがヒシヒシと伝わってきていた。
同僚の夏菜子は、合コンの女王と呼ばれている。
相手を喜ばせたり、場を盛り上げる天才だ。
私とは違うタイプの女性。
色々なタイプの人がいるこの職場は、まぁまぁ楽しい場所だったりもする。
今日の飲み会、なんとか無事に終わりますように!!
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