第6話 胸きゅんデート

着いた先には、水族館や遊園地がある素敵な場所だった。

 好きな人と一緒だからなのか。

 私のテンションはどんどん上がっていく。


 二人で一緒に駐車場からゆっくり遊園地の方へと向かっていく。


「 まずは、水族館だな 」


「 うん! 」


 なんかカップルに見えているかな?

 背伸びをしている私は、そんな事ばかり考えている。


 水族館のチケットを彼が買ってくれて、二人で中へと向かう。

 薄暗い水族館は、デートの雰囲気をより一層楽しいものにしてくれる。

 色々な魚を見ながら、私は彼の横顔を見てしまう。

 気づかれそうになると目をそらしてみたり……


「 よし!イルカ見に行こう 」

 そう彼は私に言う。

 私達はイルカショーを見ることになり、エレベーターに乗ることに。

 エレベーターに乗ると、たくさんの人が次から次へと入ってくる。


 彼は、私を守るようにして手すりを掴んだ。


 私と彼の距離がだいぶ近くなってしまい、私の心臓は飛び出そうなくらいドキドキしてしまっていた。

 エレベーターに乗っている時間、数分だったのだろう。

 でも私にとったら物凄く長い数分に思えていた。


 早く、着いて!!


 私のここの中は大騒ぎしていた。


 イルカショーがもう始まっていて、慌てて後ろの方へと座る。


「 わあ!凄い!可愛い! 」

 私はその間、イルカに夢中になってしまっていた。


 あっという間にイルカショーは終わってしまった。


「 あー。もう終わっちゃった 」


「 途中からだったからね 」


 残念そうな私を見て、彼はこう言った。


「 そろそろお腹空かない?」


「 クレープ食べたい!」


 遊園地の方に、クレープがあったのを見ていたのだ。

 私達は、遊園地の方へと向かいクレープ屋へと向かった。


「 美味しい 」


 その時の私は、ダイエットを気にし過ぎていて普段は甘いものを一切食べなかったからか物凄く美味しかった。


 甘くて胸きゅんデート……

 最高だーーーー!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る