第160話 修業編3



「服を脱げ」


「いや」


「さっさとしろ」


「やめてください」


後ずさりながら 何度も拒否を


こわい こわい


師匠が裸になり 俺の服を脱がそうとしてくる


まさか師匠はそっちの人なのか


「師匠 俺は差別はしませんし 理解は出来ますが ごめんなさい」


「はあ これも修行だ さっさと脱げ」


「それ以上近づくと 舌噛んで死にますよ 神様に訴えますよ」


「肌と肌を合わせないと無理なんだよ」


断固拒否だ


誰がおっさんとなんか


「女性がいいです 師匠以外にも出来る人はいるんでしょ」


「はあ 素人がやると 危険なんだよ 悪意が少しでもあれば貴様は死ぬことになる」


おっさんと抱き合えば気持ち悪くて死んでしまうよ


「それでも師匠と抱き合うなんて 無理ですからね」


「まったく 俺だって嫌なのに はぁ ほら この奴隷の中から選べ 仕方ない 買ってきてやる」


師匠が棚から1冊の本を取り出し俺に


えっ 奴隷の女性 人族の奴隷の女性と


・・・


「誰でもいいから さっさと選べ 俺は向こうの部屋に行くから選んだら呼べ いいな」


「はい」


う~ん 可愛い子もいるけど ・・・ 奴隷か


命令に逆らえない奴隷の子を無理やり抱くのは


・・・


でも この子は可愛い おっ この子も


・・・


う~ん 誰にしようか


んっ こっちの本は


おっ こっちは奴隷じゃないのか これって魔獣なのか これは魔物 それに妖精 おっ おおっ


可愛い 絶対に この子だ




「師匠 決まりましたよ~」


大声で師匠を呼ぶと しばらくして部屋に


「師匠 この人がいいです」


「はぁ~ そいつはダメだ 危険過ぎる そもそも その本じゃないだろ」


「いや この人にしましょう この人以外にありえませんよ」


「ダメだ 死んでもしらんぞ」


「よく分かりませんが どの人でも危険なんでしょ それに師匠がいれば問題ないんでしょ」


ここは必殺技を使おう


俺は土下座をして 「師匠お願いします」 っと頭を床に


俺は師匠が折れるまで土下座を続けた


師匠はため息をつきながら諦めたように


「まったく」






雪山に封印されている魔女 その名はスノウ この世界の2大魔女の1人 氷の魔法使い


師匠との戦いに敗れてこの雪山に封印されてしまっているのだ


可愛い女性を封印するなんて 師匠には幻滅だね


スノウが多くの街を滅ぼし 更に国までも滅ぼしたので封印したのだと


理由は何なんだろ 師匠に聞いても知らないと 理由も聞かずに封印するなんて 人族の意見だけを聞いて可愛い女性を封印するなんてダメな師匠だね 可愛いは正義なのにねぇ


師匠が洞窟の一番奥の結界を解くと台座に置かれていた水晶から綺麗な女性が


長い白髪で美しい白い肌 大きい胸の可愛い女性 名前はスノウ


スノウは師匠を睨みながら


「なぜ 私の封印を」


「はぁ 俺は反対したんだがな こいつがお前に用があるそうだ」


「こんにちは スノウ」


「君が 何のようなの」


「こいつは英雄としてこの世界に来たばかりだ お前の力が必要だと」


「私の ふふふ 封印を解くかわりに力をねぇ 何が望み」


「え~と 触れてもいいですか」


「ふっふっ 私に ええ どこでも 好きなところを」


えっ 好きなところ


え~と それじゃあ


俺はスノウに顔を近づけて


スノウの柔らかそうな唇に


キス 唇と唇を


うっ 痛いっ うがぁ 何だ 熱い いや 冷たいのか 体が ぐあああああっ あっ はぁ はぁ あれっ 温かい はぁ はぁ はぁ


激痛が走り 体が一瞬にして氷ついたかと思えば 温かい光に包まれた


「お前は何をしているんだ 本当に死ぬぞ」


あっ 師匠の回復魔法だったのか


「ふっふっ どう まだ試してみたいの」


えっ いいの じゃあ


俺は指を伸ばして スノウの胸を


ぷにゅ っとなっているのに なっているのに なぜぜ~


「痛いっ 痛いっ うぐああああああっ うあっ あっ はぁ はぁ はぁ はぁ し 師匠 ありがとうございます はぁ はぁ」


「だから 分かってただろ 馬鹿が」


「ふっふっ 終わり まだ さわっていいのよ」


お尻を


「ぐあああああああっ


太ももを


「ぎゃああああああっ


ここなら


「ぬあああああああっ


俺は何度も何度も挑戦するが ぎゃああああああっ


「いい加減にしろよ どこまで馬鹿なんだ」


え~と 耳なら


ふぅ~ っと息を吹きかけると


あっ っと可愛い声が


舌でぺろっと舐めようとすると


「ええええっ えああああああああああっ はぁ はぁ はぁ はぁ はぁ」


スノウの顔が少し赤く


可愛い


可愛い顔をしたスノウと目が合う


そっと唇に唇を重ねると


ぷにゅっと 温かく 柔らかい


あっ っと可愛い声と スノウの吐息が


舌を入れると れろっ れろれろっ れろっ れろっ スノウも舌を動かし絡めてくれる


気持ちいい


んん~っ んんっ れろれろっ んんっ ちゅぱっ ちゅっ れろっれろっ ちゅっ ちゅっ んんんっ ぷはっ はぁ はぁ


うんっ んんっ れろっ れろっ れろっ あっ れろっ れろっ


俺とスノウは抱き合いながら 見つめあいながら 何度もキスを


・・・


「お前ら 俺がいること忘れてないだろうな」


「あ 師匠 少し 離れて待っていてください」


「ふっふっ そうですね 邪魔ですよ」


「なっ 貴様ら」


師匠はブツブツいいながら洞窟の入り口のほうに








「ふふふ お上手ね こっちに興味はないの」


スノウは両手でスカートはゆっくりと上げていく


ゴクリっ 


「冒険にいってきます」






スノウの可愛い声が 甘くて可愛い声が洞窟内に響き渡る


俺はアイテムボックスからベットを取り出し スノウをゆっくりと押し倒す


スノウは微笑みながら 俺の冒険を導いてくれる


「はぁ はぁ スノウ 大丈夫」


「はぁ はぁ 少し待って 気持ちいいと聞いていたけど 痛いのね」


「えっ もしかして 初めてなの」


「ダメ かなぁ」


「いや いいです 嬉しいです」


「ふっふっ 嬉しいの 私のことは怖くないの」


「えっ スノウのこと好きだよ 可愛いし 胸も大きいし」


「ふっふっ 私が可愛いの ふふふ」


「とっても可愛いよ スノウ 好きだよ 愛しているよ」


「ふっふっ 嬉しい 好きにしていいよ 君の願いなら叶えてあげてもいい 何でも言って」


「じゃあ 続きを」


「えっ いいけど それが願いなの」


「うん」


・・・






「スノウ 好きだよ」


「はぁ はぁ はぁ ねぇ キスして」


「好きだよ スノウ」


「ありがとう 君の願いは何」


「じゃあ もう1回 いいかな」


「ふっふっ 魔法を覚えに来たんでしょ」


「えっ 俺は魔法が使えないんだ 覚えれないよ」


「ふっふっ じゃあ いったい何しに来たの」


「えっ スノウに会いにかな」


「ふっふっ いいよ きて」


・・・










「ふっふっ どう」


「ありがとう ちゅっ」


「ふっふっ 満足してくれたのね」


「え~と もう1回だけ ダメかな」


「ふっふっ いいの 師匠さん 待ってるんじゃないの」


「あっ そうか う~ん じゃあ あと1回だけ」


「ふっふっふっ」


スノウの甘い声が再び洞窟内に響き渡る


・・・









「ありがとう スノウ 大好きだよ」


「ふっふっ 私も で 何しに来たの」


「えっ だから スノウに会いに」


「もう 本当は」


「えっ 違うの」


「何で私に聞くのよ あなたが来たんでしょ」


「そうだよね え~と スノウに会いに以外の目的は」


「ふっふっふっ 本当にないの」


「う~ん ごめん ないかも」


「嬉しい ちゅっ」


「えっ もう1回する」


「ふっふっ 待ってるんでしょ」


「あっ そうだね 忘れてたよ 師匠なら目的を知っているかも」


「ふっふっふっ」




2人で洞窟の入り口の方に進むと 座っていた師匠が立ち上がり ムスッとした顔で俺達の方を見て


「どうなんだ 教えてもらったのか」


「えっ はい いろいろと まあ これからも いろいろと教えてもらう予定です」


「はあ 寒さの耐久性の習得は出来たのか」


「えっ 何ですかそれは」


「何を教えてもらったんだ」


「え~と スノウの いろいろです」


「ふっふっ よろしくね ちゅっ」


「まったく まさか 俺の屋敷に連れて帰るつもりじゃないだろうな」


「えっ そのつもりですけど」


「ふっふっ ダメなら 一緒に戦いましょうね」


「2人なら勝てるかな」


「そこまで馬鹿だったとは こいつが暴れたりしたら お前が責任を取れよ その時は破門だからな」


「スノウなら大丈夫だよね」


「ふっふっ そうね 何だか力が沸いてきたわ 今なら 智王にだって負けないかもね」


【小人の呪法】

オーディンの18の魔術の1つには小人の呪法と呼ばれるものがある

後世の記録には こう書かれている

この英雄と結ばれた者はヴァルハラで神の力を受け取ったと ヴァルハラとはオーディンの住む宮殿で その場所は英雄が体の中に取り込んだバーサク王の玉の中にあるとされ 英雄と魂が繋がった状態でなければたどり着くことは出来ないと


「はあ 帰るぞ」

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