第138話 食わず嫌い?



ふあ~ぁ んっ


目が覚めるとテントの外から覗きこんでいる子供達が


そうか 飯か


エッタとレティは疲れているのか まだ寝ている


俺がテントの外に出ると子供達が300人くらいに増えていた


もちろん大人達もいたが断り 子供達を集めて料理を作ってもらうことに


俺がテントに戻るとエッタが起きていたので


抱きしめキスを


エッタは真っ赤な顔をしながら 好きです っと言ってから俺を強く抱きしめ


エッタからキスを エッタは何度も 好きですといいながら俺にキスを


レティも目を覚まし 3人で


・・・










エッタのお腹から可愛い音が


真っ赤な顔をしながら大丈夫ですっと言ってくれたが


「そろそろ起きて食事にしよう 続きは夜にね」


「えっ はい お願いします」


可愛い 真っ赤な顔をして微笑んでくれてるエッタを見ると また ・・・ 我慢だ 我慢だ




食事をしていると貴族や商人達もやってきて 魔物を買いたいと言ってきたが もちろん 断った


しかし 断り続けても


う~ん どうしたらいいのか


まあ とりあえずは西の山の様子を見に行くしかないのか


「エッタ あの子とあの子は知り合いかな」


「えっ 違いますけど どうしてですか」


「ふっふっ 私が呼んできますね」


レティが察してくれて走って呼びに





「大丈夫だって」


「そうか じゃあ 4人で風呂に入ってから この服に着替えるようにね 俺はちょっとギルドに行って来るから」


「は~い」








ギルドで子供達の食事の依頼を頼むと

食料があるなら分けて欲しいとお願いされた

この街は限界だと

もちろん 断ると 苦い顔をされたが依頼は受けてくれることに

ギルドに魔物を預け 朝と夜に子供達の所へ届けてもらうように依頼したのだ

子供達に預けていたら 子供達が襲われる可能性があるからね






「セルマです よろしくお願いします 食事ありがとうございました 経験はないですが頑張ります」


「レーヌです 私を買ってくださり ありがとうございます 頑張ります」


えっ


「レティ 2人になんて説明したの」


「んっ いっぱい 愛しあうなら 沢山食べれるよって言ったよ」


はぁ~ まあ そうだけど う~ん そうだけどね~


「嫌なことはさせないからね 2人のことは助けるって決めたから 何もしなくても助けるから安心していいよ」


「2人が可愛いからだよ」


「あっ そうだったんですね 私も引き続きお願いします」


はぁ~ エッタまで 2人が唖然としているよ




街で洋服等を見てみると物価はかなり安いようだ 4人にそれぞれ50万エン分を買うように言うと驚いていたが 嬉しそうに4人で話をしながら買い物を始めた



俺が椅子を出して待っていると 偉そうな貴族が10人の護衛を連れて俺のところに


「小僧 食用の魔物を大量にもっているそうだな わしが高値で買ってやろう いいな」


「断ります」


「なっ わしはこの街の領主だぞ 困ってる民のためにこうして出向いたのだ」


「俺は冒険者なので従う義務がありませんよ 以上です それに領主なら 困ってる子供達を助けてくださいね それは領主の義務でしょ」


「貴様 誰に向かって 必ず 後悔 後悔することになるぞ」


はい はい


領主は怒りに満ちた顔のまま 離れていったのだが


「囲め 囲め 囲め」


すぐに 武器を持った住民に囲まれ


「絶対に逃がすな 首をとれ」


領主と住民達の戦いが始まった


住民達は痩せ細り防具もつけていなかったが 数が300人 護衛の兵士が強いからと言っても10人


領主は捕らえられることもなく その場で ・・・


住民達は大きな声で乗り込むぞ っと叫び どこかへ向かって行った


う~ん きっとお祭りか何かだよね まあ 見なかったことにしよう 





「ご主人様 大丈夫」


「レティ 誰がご主人様だよ んっ その服可愛いね メイド服か」


「へへっ 何でも言ってくださいね ご主人様」


レティはクルクルとまわりながらメイド服を見せてきた


「ご ご主人様 私もどうですか」


「エッタも可愛いよ 楽しみは夜にね それより 服は」


「ごめんなさい まだです」


真っ赤な顔をしながら エッタは店の中に









「じゃあ 西の山に行くからね とりあえず ジョギングで」


「あの 私は戦闘は出来ませんが」


「私もです」


「大丈夫だよ 俺が絶対に守るからね」


「そうだよ ご主人様についていけば問題ないよ」


「もう レティも何も知らないでしょ」


「知ってるよ ご主人様は英雄様でしょ」


「えっ そうなんですか」


「あれっ レティはどうして」


「やっぱり~ この前 紙芝居で見たの 女好きの魔法使いの話 ご主人様の顔にそっくりで紺色の高級なローブとマントの絵だったよ」


えっ 何それ


「あ それでしたら 私も 見ました あの主人公がご主人様だったんですね」


「へぇ~ どんな話なの」


「第1話がね 幼い女の子と2人の魔女を口説くお話で」


えっ


「ちょっと 待った その話は誰が 誰も知らないはずなのに」


「えっ 本当の話だったんですか」


「え~と 真偽より その話は誰が」


「綺麗な女性だったよ 真っ白な髪で白い肌の綺麗な女性だったよ」


まさか スノウがこの国に 何をしに ・・・




何をしに来たのかは分からないそうだが 誰かを探していたと

北の森の魔女について調べていたという話もあると


北の森の魔女か どういう関係が

う~ん 大きな声で叫んだら教えてくれるのかな 聞いてなかったら恥ずかしいけど・・・

紙芝居の話は普通の人には知られてない内容が

俺の趣味や弱点まで 夜を共にしないと分からない内容が

1年間 一緒に過ごした3人以外には分からない内容が

まったく 紙芝居にするなんて 俺のことを見守ってくれているって言ってたけど

転移出来るなら会いに来てくれてもいいのに 

子育てに忙しいのかな はぁ~ まあ いいか





エッタ達は4人ともレベル1で体力がないので休み休み走りながら 西を目指す


途中で遭遇する魔物は1メートルくらいの虫系ばかりが出て来た

蝶 蚊 蠅 蜻蛉 飛蝗の魔物が 


俺が4人に食べれないのっと聞くと 首を横にぶんぶんっと

飛蝗なら食べれそうなのに ・・・ まあ 俺も嫌だけどね

飛蝗の魔物なら沢山いるから火で炒めたり油で揚げたりすれば 食料問題が解決したりしないのかな

4人に虫系の魔物を炒めたり揚げたりして食べてみればっと提案したら また首を横にぶんぶんと

栄養価も高くていいと聞いたことがあるんだけど この世界の虫はダメなのか

街に戻ってから提案してみてもいいのかも









今日は誰に


おっ メイド服か


4人がメイド服でテントの中に


ご主人様 今夜は4人で奉仕させていただきます


ご主人様はじっとしていてくださいね


えっ 俺が触ったり 舐めたりしたらダメなの


ダメです それはメイドのお仕事です じっとしていてください


そうですよ ご主人様はMなのですからね


えっ あっ 紙芝居か でもMでも 触ったり 舐めるのは大好きなのに


どこが感じるか 言わないとダメですよ


うっ 受けだけだと もどかしいし 恥ずかしいぞ 


あっ ああっ うあっ たまには いいかも

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