第88話 虎の獣族02



ギルドで魔物を買い取ってもらうと 物凄く驚かれたが

全部で3980ポイントで後20ポイントあれば 4人ともCクラスに泊まれたのにと言われてしまった

聞くと南のエリアに入れるのはDクラス500ポイントからだが その上に

Cクラス1000ポイント Bクラス5000ポイント Aクラス20000ポイントがあるそうだ

ポイントは5年間有効なので 上のクラスの施設を利用したい場合は頑張ってくれと言われたよ


う~ん 後20ポイントか・・・ どれくらい違いがあるのかはわからないけど・・・


「ちゃちゃ ばにら ちょこ 後2匹だけ倒しに行くけどいいかな」


3人はコクリと頷いてくれたので 走って森に向かうことにした


日が暮れていないので 森の手前には冒険者達がまだ多い


どうやら 森の中には入らずに 森から出てくる小数の魔物を狙っている冒険者が多くいるみたいだ




森の中で最初に目撃したのは大猿の魔物だ


倒しても0ポイントだが 迂回するのは面倒なので倒すことにした


杖で殴って倒していると


おおっ 運がいい


「ちゃちゃ ばにら ちょこ ここは任せるね」


奥に虎の魔物を発見したので 俺はすぐに倒しに向かう


虎の魔物の上にジャンプして 巨大岩を落とすと


虎の魔物は一撃で倒れてお金を出した


よし B級なら巨大岩一撃で倒せるんだな


しかし 普通では持つことの出来ない巨大岩にはかぎりがあるので むやみには使えないんだけどね



ちゃちゃたちの側に行くと 大猿の魔物を倒し終わっていたので 全てを回収して街に戻ることにした





ギルドのおじさんに もう 倒してきたのかっと驚かれた後

ああ そうか 魔物を他の冒険者から買ったんだなと笑いなら言われてしまったよ

失礼な って 買ってもよかったのか・・・




南のエリアに入ると すぐ目の前には大きな綺麗な宿が

そして Aクラスの立て札があった

中を覗きこむと 

おおっ 可愛い

受付に可愛い女の子が


う~ん ここがいいけど Cクラスの俺には無理なのか


Cクラスの宿に入ると・・・ まあ こんな感じなのか


受付の女性に泊まれるのか訪ねると Cクラスなら無料で Dクラスなら1人5万エン掛かりますよと言われた


んっ てことは




俺はAクラスの宿に向かった


中に入ると可愛い黒髪の女性と茶髪の女性が受付をしていた


泊まれるのか訪ねると Aクラスなら無料で Bクラスなら30万エン Cクラスなら50万エン Dクラスなら100万エンですと教えてくれた


おおっ 高い 4人で1泊200万エンなのか


俺は400万を渡して とりあえず 2泊お願いしますと言うと


女性達は驚いていたがすぐに案内を始めてくれた

部屋は沢山あるので好きな部屋を選んでいいと言われたので

俺が泊まる部屋と ちゃちゃの部屋 ばにらとちょこの3部屋をお願いした


食事は今から作るので1時間くらいかかるそうだ

部屋で待つか お風呂に先に入って欲しいと言われた

俺達の他には2組のパーティー12人が泊まっているそうだ


案内された部屋に入ると


う~ん 誰か寝ているよね


んっ この服は女の子なのか ってことは・・・


サービスってことなのか これがAランクのサービスなのか


服も貰っていいのかな とりあえず収納しておこう


当たりが出ますように


布団をめくると 


おおっ 可愛い


浴衣で寝ている2人の女の子が 


青い髪の女の子と金髪の女の子が寝ていた


「ちゃちゃ ばにら ちょこは自分達の部屋で待機しててね 後で呼びに行くからね」


俺の部屋についてきていた3人に部屋に戻ってもらうことにした


サービスなら いいんだよね


俺がベットに入ると


青い髪の女の子と目が合う


起きたばかりで ぼーっと俺を見ているが


とりあえず


キスをすると


両手で押されて


「きゃああっ 誰ですか」


青い髪の女の子が悲鳴を上げた


すぐに金髪の女の子も目を覚まして


「ふ 不法侵入は犯罪ですよ」


っと言ってきた


「えっ ここは俺の部屋だけど サービスだよね」


俺が言うと


「えっ お お客様」


「うそ Aランクは2組しかいないのよ」


「ああ 俺はCランクだけど お金を払って泊まることにしたんだよ」


「ごめんなさい 今日は使われない予定だったので 勝手に寝てました すぐに他の部屋を用意します」


「え~と 大丈夫だよ 俺はここでいいよ」


「でも」


「あ~ あなた達 また 勝手に泊まったのね」


受付の黒髪の女性が部屋に入ってきた


「お客様すみません すぐに違う部屋を用意しますね」


「俺はここで大丈夫ですよ この子達はあやしい人じゃないんでしょ」


「はい この宿の従業員で今日は休みでして」


「俺は気にしないから このままで それより食事をお願いしますね」


「えっ はい すぐに戻って作ります すいませんでした」


黒髪の女性は走って部屋から出て行った


「じゃあ 食事が出来るまで この街のことを教えてよ 俺は今日この街にきたばかりで何も知らないからね」


「えっ はい その前に着替えていいですか あれっ」


「あっ 私の服もない」


んっ あ~ 俺が収納した服かな


2人が俺をじぃ~と見つめてきたので


「ごめんごめん サービスかと思って収納してしまったよ」


「どんなサービスですか」


青い髪の女の子が言ってきたので


「可愛い女の子付きかと」


金髪の女の子がクスクスと笑いながら


「そんなサービスあるわけないでしょ」


って言ってきた


2人を鑑定すると

リーナ 16歳 レベル1 青い髪の女の子

シエナ 16歳 レベル1 金髪の長い髪の女の子


「俺のベットで寝ていたからね 思わずね」


「キスされちゃった」


リーナが言うと シエナが


「え~ 寝ている子に」


「起きている シエナならいいのかな」


「ダメに決まってるでしょ まったく」


2人に服を返して 食事の時間まで話すことになった


2人ともこの街に働きに来ていて ギルドが用意してくれている寮で寝泊りをしているそうだ


俺の部屋に4人分の食事を運んでもらい 街で買った食べ物も出して 6人で食べることにした


リーナとシエナに泊まっていけばと言うとシエナは笑いながら いいよって言ってくれたけど


リーナは2人ならと真っ赤な顔で言ってきた


可愛い 2人でか・・・


「ちゃちゃ 部屋借りてもいい」


ちゃちゃはコクリと頷いてくれたので


俺はリーナをお姫様抱っこした


「えっ 本当に」


「2人なら いいんだよね」


「えっ う うん」


おおっ 魅力値パワーかな


「ふっふっ じゃあ 私は ちゃちゃちゃんと一緒に待ってるからね」


おおっ 待ってくれるのか








リーナ キスしても


クスクス 1度してるでしょ


俺はリーナにキスを


リーナは微笑み 俺を抱きしめ


キスを


そして


・・・









俺とリーナが部屋に戻ると4人で楽しそうにケーキを食べていた


「シエナ ちゃちゃ達と仲良くしてくれてありがとう」


「ふっふっ 私が仲良くしてもらってるのよ ばにらちゃんにケーキもらったのよ」


シエナはちゃちゃ達の言葉がわからないので シエナがこの街のことを3人に話してくれていたそうだ


俺がシエナを抱きしめてキスをすると


シエナがみんな見ているよっと言ってきたので


ダメかなっと言うと


クスクスと笑い 私はいいわよっと言ってきたので


抱きしめ


キスを


ちゃちゃ ばにら ちょこ


そして リーナも見学するようだ


・・・

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