第40話 オルレンの森へ
宿を出ると多くの人達が集まっていた
俺とちゃちゃは手を振りながらギルドに向かった
「無茶させて悪かったな」
「いえ 俺は強いですからね 街に被害がなくてよかったですよ
ちゃちゃも頑張ってくれましたし」
「そう言ってくれて助かる 本来なら E級の冒険者の君達にはD級の魔物退治の依頼は出来ない
しかし あれだけの盗賊を倒した君達の力をどうしても借して欲しかった 本当にありがとう」
「お役にたてて嬉しいですよ」
「魔物は全て買取でよかったんだよな 大狼は57匹だった
倒して出た金が114万エン 魔物の買取が285万エン 討伐報償金が57万エン 強制依頼報酬が1人500万エン 2人で1千万エン いいか」
「はい」
「ギルドポイントだが 今回は俺の権限で1人500ポイントにする」
「ありがとうございます」
本来ならD級の魔物は10ポイント 57匹だったから570ポイント これを2人で分けることになるそうだ
ギルドポイントについて
木のギルドカード 0ポイント~
銅のギルドカード 50ポイント~
銀のギルドカード 500ポイント~
金のギルドカード 5000ポイント
A級の魔物→100ポイント以上
B級の魔物→50ポイント
C級の魔物→25ポイント
D級の魔物→10ポイント
E級の魔物→3ポイント
F級の魔物→1ポイント
ギルドポイント
俺は350ポイントだったので 850ポイントで銀のギルドカード
ちゃちゃは0ポイントだったので500ポイントで銀のギルドカード
銀のギルドカードになったので
貴族や大商人達からの依頼も受けれるようになった
繋がりが出来れば危険な冒険者を辞めて専属の護衛として雇われる可能性が高くなる
ギルドに聞けば銀のギルドカードで割引の効く宿等の施設も教えてくれるそうだ
まあ あまり興味がないけどね
俺達は沢山の人達に見送られて街を出発した
のだったが……
「またか まったく お前らは どうなってるんだよ」
「ははっ お願いします」
また盗賊に襲われてしまったのだ
「今日こそは王都を目指そう」
「そのセリフも2回目よ まったく まだ森にすらたどり着けてないのよ」
「ふっふっ 楽しいから いいじゃない」
「もう クレスまで」
今度こそ 順調に進み3日目でオルレンの森にたどり着いた
まだ日も暮れてないが 森に入る前に野宿をすることにした
「いよいよ 明日からは森の中だからね
大きなベットで休めるのは ここまで 今日は頑張ろう」
「だから 何をよ まったく」
「うん がんばる」
「クレスは可愛いね」
「う~ 私も」
「イネス 素直で可愛いよ」
森に入る前に楽しい夜を過ごした
……
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