幽霊と夢の迷宮
まき
プロローグ
「ここは一体どこだ?確か昨日は風呂に入ってすぐ寝たはずだから…ここは夢だな。」
気付けば知らない部屋に一人でいた。
「それにしても殺風景な部屋だなぁ、あるのは扉と張り紙だけ」
悠太が目にしている張り紙にはこう書かれていた
『この扉を通るとき、運命は再び動き出す。覚悟なきものは扉を開くべからず』
「張り紙の意味もまったく分からないけど夢なら進んでみたほうが楽しいだろうな」
そういって扉を開けた瞬間あたりが光に包まれた。
「まぶしっ!」
光にやられて目を閉じていたが、再び目を開くとそこには見慣れた天井があった。
「・・・やっぱり夢か。それにしても眩しい光で目が覚めるのもなんだか気分がわるいな。」
夢のせいで普段より1時間はやく目が覚めた悠太はのんびりしながら学校へ行く準備を始め、いつも通りの時間に学校へ向かったのだった。
悠太が出たあと、家の窓から朝でも眩しいと思えるほどの光が見えていた。
「彼ならきっと・・・」
悠太が帰ってくるのを待つような声が家のなかに響いていた。
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