物語のテーマは何でしょうか?

 テーマは以下です。

 ネタバレが微妙にありますが、この程度で面白さは削がれません。多分。


●絆、それは信じること


 一番のテーマはこれ!


 主人公は死んだあと生き返らせてもらわないとなのです。

 究極の他力本願です。

 だから、彼は少女達全員と絆を結ばなければなりません。

 けしてハーレム目的じゃないのです! 結果はさておき!


 十種の所有者も呪いのせいで孤独な子ばかりですからね、彼女達にとっても呪いから救われる唯一の方法だったりします。


 なので章ごとに毎回感動青春場面があるようにしています。

 そうでないと、人同士、分かり合えないと思って!

 私の日本語能力の問題は……ごめんなさい(泣



●運命に逆らわずに抗う!


 世間にあふれている作品だと、予言は回避可能です。

 でも回避できるような予言って予言じゃないよね? と私は考えます。

 「君は何を見たんだ? 妄想か?」と思ってしまいます。


 百歩譲って回避を認めても、回避できる予言は嫌なのです。

 回避できると、回避できなかった世界が、回避できた世界と平行して存在します。

 本物の予言、ならば予言するときに見た結果の時間軸・世界が無いとおかしいからです。(これが無いと完全に妄想……AI的シミュレーション……)


 でも、それって悲しいことだと私は思います。救えない世界がある……。


 だから、この物語では、絶対死の運命の回避を、生き返り、という方法で行おうとします。荒唐無稽ですが、こういうのもたまにはいいかなって。


 

●人の身に過ぎた力は呪いとなる


 十種神宝は、神が使う想定のアイテムなので、人には使いこなせないのです。


 結果が確定した予言は、結果が嫌でも変えられません。

 想像したものを作れる能力は、無意識でも作ってしまうので、気が抜けません。

 大蛇に変化する能力は、人を超える力を得ますが、人ではなくなります。


 これが本作では呪いとなります。

 気にしなければいいのです。でも人は気にしてしまいます。

 人だからです。


 世の呪いは、基本人が生み出したものなので間違ってないと思います。


 これが、ジャンル:ホラーの根拠のひとつです。



※※※※※※※※※※※※


 テーマは作者の想いだと思います。

 書きたいな、って思ったときに存在するものです。と私は思います。

 浮かんだシーン一つとかでもあるはず。

 「身を挺して女の子を守る格好良さ」これだって一つのテーマ。


 これを書くのが小説ですもんね。


 なので、私は作品を思いついた時に一つは必ずあります。

 その後、プロット広げるまでに展開する内容で、また別のものが生まれたり、「ああ、実は訴えたいのこっちじゃない?」と洗練されたりします。

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