底が浅くない、しkっかりとした底力と文章力を感じる。
主人公の境遇や設定も、ありきたりに見えて浅く感じない、量産感をあまり感じないのも凄く良いし、成長物語や境遇として近くなる末っ子王侯貴族物語でありがちな理解しがたいレベルの高ストレスも感じずそれでいて薄くもなく、そこも塩梅の良さを感じる
また、ありがちな内政チートに力点が置かれていないのもすごくいい。
内政チートも中身が奇抜だったり専門性が高く深いものならかなり面白いけれど、やはりこういう物語なら冒険成長ファンタジーに力点が置かれていてほしいもの。
ちょっとだけ気になったのは志望職種が特殊だったとはいえ、都内の有名私立校で育ったにしてはおっとりというか幼さを強く感じるところか、こういう子だと地方公立の有名進学校出身に感じなくもない。
両親が医者の次男や末っ子だと考えると違和感は少ないともぃえるけど・。
こういう小説がもっと評価されてほしいし、読まれてほしい。探すのが大変だもの・・・