…。

あいぺんぎん

第1話

「どうしたの?」 私の後ろに男の子がついてくる。

男の子はなにも言わない。

「迷子?」 〝…。〟 「うーん。困ったなー。こういう時ってどうしたらいいの?警察?いや、でもなんか色々面倒な事になりそうだな…。うーん。」〝…。〟

「ねぇ僕?どうしたの?黙ってたらわからないよ。私に話してくれない?」〝あぁうううう…。〟「!?」すると男の子は何か書き出した。

“助けて下さい。僕は誰かに襲われます。”

「え?な、何を言ってるの僕?」

“僕は少し先の未来から来ました。その未来ではあなたが僕のお母さんです。”

「!?!?な、なにを言うのよ!いい加減にしてよそんな冗談。やめてよね。」

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