第90話 出国
魔界時間10:59 アクガリタル国首相官邸
ミリア:いつもの賑やかなナレーターさんが居ないとオープニングが静かだね。リモートで1つだけなら復帰出来るんだったよね?
恵:あの娘っ子は永遠の女帝を選んだみたいだにゃ。
ミリア:ネネちゃんと仲良いもんねぇ。
恵:ユリカが選んだっていうより、本体である
ミリア:本体?フォロワーさん?
恵:大人の事情だから深く気にしたら負けだにゃ。
ミリア:そういうものかなぁ?
恵:そういうものだにゃ。
シン:お2人共、そんなにのんびりしてて良いのですか?
時計を見て慌てる2人
恵:うおっ!出国手続き10分前だにゃ!
ミリア:次元空港直結ゲートがあるから思いっきり油断してたよ!
『5分後 首都レストランテ次元国際空港 搭乗手続きカウンター前』
ミリア:ぎ、ギリギリセーフ!
恵:政府専用機への搭乗案内まで時間あるからラウンジでお茶するのにゃ。
ミリア:私はアカシヤ首相へのお土産買ってくる。
恵:ミリアはそういうとこマメだにゃ。
シン:一国の魔王相手に手ぶらで魔王会談に挑む方が非常識だと思いますが。
恵:ま、それもそうだにゃ。あ、そういやあの2人はどうしたのにゃ?いつもなら呼ばれもしないのに
シン:あの2人なら先に行ってやる事があるとかで昨晩各々の専用機で出国向しましたよ。
恵:どうせロクでもない事なのにゃ。
『空港内土産物店』
ミリア:日持ちして美味しいお土産が良いよねぇ。ベジタリア帝国とのコラボした野菜クッキーも良いけど、魁桜国とコラボした
両方眺めるミリア
ミリア:揚羽さん居たらクミンさんと喧嘩になってたんだろうなぁ・・・あっ!
1つの土産物に気付く
ミリア:3カ国がコラボした金龍鮪のサラダロールがあった!これにしよう♪
店員:6万3000ヘルネスになりま〜す♪
※人界日本円で63万円
ミリア:店員の前の宙に浮いた決済パネルに手を
音声ガイダンス:決済が完了しました。
店員:こちらが商品になります。
店員から商品を受け取り店を出るミリア
店員:ありがとうございました〜♪
『出国ゲート』
ミリア:お待たせ〜♪
恵:良いのあったかにゃ?
ミリア:うん、あったよ♪
空港内にアナウンスが流れる
アナウンス:ガルガジア王国方面ご利用のお客様にお知らせ致します。ガルガジア王国方面、コナモン首長国連邦行きの次元空間ゲートの準備が定刻通り終わりましたのでご搭乗のご案内を致します。出発のお客様は急ぎ、出国ゲートまでお越しください。
ミリア:それじゃ、行こうか♪
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