第27話姉妹
ユリカ:魔王秘書の道を選んだ姉のアサギさん、酒池肉林のハーレムに憧れて
魔界時間19:00 歓楽街 遊郭 『
佳乃:御無沙汰しておりますアサギ様。
ユリカ:この凛々しいお姉さんはこの国の老中、
アサギ:
佳乃:はい、皆アサギ様の帰りを心待ちにしております。
アサギ:そっか。
佳乃:アサギ様が天皇の皇位継承権を辞退してから国民は皆疑問を感じ始めているようで、その真相を知ってるのはアサギ様と上様と私の3人だけ。
アサギ:あれから揚羽を
佳乃:アサギ様が国を離れてから秘密裏に度々会っておられましたが、先の黒峰組組長逮捕の報道以降パッタリと姿を現さなくなりました。
アサギ:多分まだ潜伏してるかもだね。
佳乃:仰る通りかと。私もそう考え
アサギ:秘密裏に捜索しないといけないから手配書は出せないもんね〜。
佳乃:はい。
アサギ:・・・・いつまでそこに隠れているつもり?
物陰から迷彩魔法を解いて現れる揚羽
揚羽:・・・・・姉上。
アサギ:その様子だと揚羽を唆したのが黒峰組だっていうの知ってて『わざと』誘いに乗ったってトコかな?
揚羽:姉上には敵いません。ご推察の通りでありんす。
アサギ:じゃあ狐狼衆使ってミリアさんをストーキングしてたのもフェイクなのね?
静かに目を逸らす揚羽
揚羽:そ、そうでありんす。
アサギ:アゲハ〜、お姉ちゃんの目見て言おうか♪
物陰から話す狐狼衆
狐狼衆:申し上げます。
アサギ:見付けたのね?
狐狼衆:はっ、『
アサギ:そこの藩主は譜代大名の
狐狼衆:はい、表向きは普段と変わりませんが、黒峰組相談役の
アサギ:そんじゃ、かる〜くシメてきますか♪
揚羽:姉上、わっちを忘れてないでありんすか?
アサギ:忘れるわけないじゃない。魔法の揚羽と近接戦の私達姉妹が揃うのが黒峰組の1番恐れてた事だからね♪
揚羽:はいな、そんじゃ姉上、サクッと行きなんし♪
アサギ:ええ♪
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