オンラインハイスクール

YB

第1話; はじめに

日本には数多くの通信制高校が存在します。通信制高校は、全日制高校の様に毎日学校に登校する必要はなく、個人に合ったペースで学習が出来き、文部科学省が定める条件を満たすことで、高校卒業資格を取得することが出来る高校です。

通信制高校は、学年制ではなく単位制であるため、単位制高校とも呼ばれています。

通信制高校は、今の日本に溢れる不登校や高校中退者、またはひきこもりと呼ばれる子供たちであっても、高校卒業資格が取れる救済的存在ですが、現代の通信制高校は、不良やひきこもりばかりが行く高校ではなく、夢を叶えられる場所(高校)へと進化を続けています。

今を生きる高校生たちは、自分がやりたい事を早い年齢で見つけ出し、十代で夢を叶えるために、十代という貴重な時間を夢の実現のために費やしたいのです。

通信制高校はそんな高校生たちが夢を叶えるための応援団と言えるでしょう。

応援団(高校)としての役割は、カリキュラムに充実した内容の専門コースを準備したことです。それは例えば、ITコース、芸能コース、声優コース、ダンスコース、調理・製菓コース、など豊富であり、高校卒業資格を取りながら興味を持っている専門分野の勉強が出来ることです。さらに、全日制高校に決して負けない進学コースもあり、有名大学への受験にも対応しています。

国立大学を目指している優秀な高校生が進学校と呼ばれる高校を自ら辞めたりしないだろうという考えは現代では通用しません。通信制高校に転校した高校生たちの前在籍高校名を聞いて驚くこともしばしばです。

アイドルグループの多くだって、通信制高校に通いながらアイドルとして活動しています。

有名アスリートたちも通信制高校に通いながら、世界中の大会にエントリーして世界ランキングで自己最高記録を叩き出しています。

通信制高校の生徒たちは、いわば夢を叶えるプロフェッショナル集団なのです。

そろそろ通信制高校と言う呼び方を変えませんか?

世の中は横文字の時代なのですから、英語表記に変えましょう。通信制高校を英語で名付けるとしたら、Online High Schoolと名称するのが一番しっくりときます。

通信制高校は落ちこぼれた学生たちが行く場所という概念を 『オンライン・ハイスクール』という新しい名称を生むことで、オンライン・ハイスクールの意味はもちろん通信制高校なのですが、新しい高校生の生き方という意味も伴う時代へと動いていくことでしょう。

この物語は、平成という時代を締めくくる、平成最後の十代として生き抜いた少女が、オンライン・ハイスクール(通信制高校)に通いながら、あらゆる困難に立ち向かい、それでも何一つ諦めないで夢を叶えていく姿を描いたサクセス・ストーリーです

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