二話目~たける視点~
...やったー!!...やったぁぁぁ!!
き、今日!!あの、DTAのTST版が販売される日...!もしかしたら、混むかもしれないから、早く行こう。
俺、たけるはゲームが好きな高校一年の十五歳。
俺が持っているゲームが出来る機械はPC・TS2〜TS4・TST・GS・3GS、そしてスマポ(この世界で言うスマホ)
ゲームカセットはDTA系(PC・TS3・TS4)やアスシンクロスなどの銃を扱うゲームやDT系(TS3)などのレースゲームなど、数多くのジャンルや種類のゲームを持っている。ネットでの情報では、今日DTA5のTST版が全国発売されるそうだ。
(...よし、行こう。)
今の時刻は7時半。ここから一番近い、ゲームを売っている本屋は9時に開く。
俺の部屋から本屋までは15分くらいで着く。
俺は、そのゲームの内容を想像しながら本屋へ向かった。
気が付いたら、もう本屋の前に居た。
俺は、持ってきていたスマポを出して、今の時刻を確認した。
┏━━━━━━━┓
┃100% ┗┓
┃7時50分┏┛
┗━━━━━━━┛
(...よし。まだ時間はあるな。)
俺は周りを見た。まだ誰もいなかった。
(おっしゃ!ラッキー!)
俺は、本屋が開くまでの1時間をスマポのゲームをして潰した。
8時50分になる少し前で、ゲームをやめた。
少し経ってから、中2と思われる少女少女が走ってきた。それからすぐ、本屋の入り口の扉が開かれた。開店の時間だ。
俺はゆっくりと歩き始めた。横からさっきの少女が早足で駆けて行ったが、気にする事はない。
俺はゲームのコーナーへ行って、TST版のDTA5を探したが、なかなか見つからなかった。
店員に場所を聞いてみると、まさかのゲームコーナーではなく、R18コーナーにあるのだとか。
しょうがなくそこへ行って、DTA5を探した。当然ながら周りは卑猥なものばかりで恥ずかしかったが、なんとか見つけ出した。
急いでR18コーナーから出て、レジへ向かい始めたら、誰かが走ってきた!
「あふんっ」
相手が悲鳴を上げた。
「あ...ごめんね?」
申し訳なく思い、俺は謝った。
「いえいえ、こちらこそすいません」
相手はそう言い、深々と頭を下げた。相手が頭を上げたらそこには、本屋の入り口で会ったあの少女がいた。彼女が俺の顔をまじまじと見てきたので「どうしたの?」と言ってしまった。
「...あ、いえ!何でも...ないです...」
彼女が慌たように返し、最後は自信なさげに言った。
「そう...まあとりあえずごめんね」
俺はそう言い、レジへ向かった。ゲームを買って、俺は家に帰った。
そして、買ってきたばかりのDTA5を始めた。
───俺はそれから一日中DTA5をしていたのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます