一月、冬
朶骸なくす
はじまりは早く遅く
気づいたら白い息が漏れ出す
それは年を跨いだ瞬間ではなく
年を越しても続く寒さの表れだ
続いているのだと教えてくれる
去年も今年も違うようで違わない
ただあるものがないだけで
人は簡単に喪失感を味わって
世界一不幸で、世界一幸せだと思う
違うのは不幸で、違わないのは幸せ
不幸は不均等で、幸せは選ぶだけ
だけれども
やっぱり不幸に酔いたいし
やっぱり幸せに夢みたい
実行と諦めが折り重なる
はじめ
それは早く、遅く
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます