第22話ドロシーの天敵!公安大臣キリア登場
アオイ:シルフィード王国のソフィア・クルーガー科学大臣と双璧を成す稀代の天才科学者にしてストーカーという危険な一面を持つドロシー・クラウス科学大臣。莉音さん達が手を焼いている中、彼女にも天敵がいたのでした。
魔界時間16:00 ムネミツ皇国科学省 ドロシー専用プライベートラボ
ドロシー:ムッフッフ、今日も良い画が撮れたわ〜ん♡ウチの皇王様は機械に関しては無防備だから隠し撮りし放題♪巨大なオッパイとお尻と筋肉のバランスが神がかってす・て・き♡
浴室の映像を見続けるドロシーが何かに気付く
ドロシー:わお!キャワイイメイドちゅわ〜ん♪
メイド:皇王陛下、オリンピア王のリストにあった公安大臣候補者がお目通りを願い出ております。
莉音:む?スイートフル王国にいるというキリア・ロックナートか?
ドロシー:今なんつった?何か不吉な名前が聞こえたような・・・
メイド:はい、オリンピア王が連絡を取った際に陛下の事を聞いたら是非ともお会いしたいと仰っておられたそうです。
莉音:うむ、すぐに向かうと伝えてくれ。
メイド:承知致しました。
ドロシー:待て、待て、待て!いつの話だこれは⁉︎・・・昨日の晩⁉︎
ドロシーに突如寒気が襲う
慌ててカメラを切り替えて見るドロシー
『謁見の間』
莉音:其方がキリアか。
キリア:お初にお目にかかります陛下、陛下の武勇の数々この私の耳にも届いております♪
アオイ:この方は
莉音:武勇という程のものではないぞ♪
キリア:ご謙遜を。私が来たのは一刻も早くお目にかかりたいというのと・・・
左側の騎士像を見つめるキリア
ドロシー:やべっ!バレた!
キリア:失礼・・・
騎士像の頭部から超小型カメラを取り出すキリア
キリア:ドロシーが来てると聞いたので。
超小型カメラを握り潰すキリア
ザーーーーーーッ!
ドロシー:来る・・・・奴が来る!
部屋を出た瞬間警官隊と共に仁王立ちして立ちはだかるキリア
キリア:ハ〜イ、ドロシー♪
ドロシー:ヘ、ヘロ〜。
キリア:昨日付で皇王陛下より公安大臣の任を拝命賜ったキリアだ。ストーカー規制法違反の容疑で家宅捜査させてもらう♪
皇王直筆の令状を突き付けるキリア
ドロシー:ヒッ、ヒィーー!
キリア:やれ。
警官隊:ハッ!
ドロシー:あ〜・・・私のお宝が・・・
警官隊:押収完了しました!
キリア:これは証拠物件として押収させてもらう・・・文句はないな?
ドロシー:ぐぬぬ!・・・無いです。
キリア:宜しい、お前は個別に『お仕置き』だ♪
ドロシー:ヒィッ!それだけは勘弁して〜!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます