第4話:メインプレイ:ミドル6-2

GM:まずはセットアップ。代表で誰かハプニングチャートを振って下さい。


ロジカ:私が行こう。100面ダイスで(ころころ)出目22。

 ハプニング内容は『異常な興奮。そのラウンド中、進行判定に失敗したキャラクターは暴走を受ける』だな。

クラウ:致命的なハプニングでないのが嬉しいところだな。

守矢:ちょっと侵蝕率が怖いんで、このラウンドは《戦術》は使わずにおきますね。

GM:フィリップのNPCアシストもありますので、有効活用してやって下さい。

クラウ:あ、GM。このFS判定におけるフィリップの《インスピレーション》の扱いについて聞いておきたい。迷宮の最短ルートを検索するとかそれっぽいし、何かボーナスは貰えるだろうか。

GM:良い質問ですねぇ! ではフィリップの《インスピレーション》を使用する場合はオートアクションで宣言可能とし、進行値を即座に+3出来るということにしましょう。

ロジカ:ふむ。良い効果だが、ここで使ってしまうと後でドヤ顔インスピレーション出来なくなるのが悩ましいな。


GM:では、イニシアチブ。ロジカの手番ですね。


ロジカ:普通に【精神】で判定しておこう。(ころころ)達成値17。クリティカルしたか、流石は私だ。

「よし、お、お、落ち着け私……すーはー」

 スマホと繋がったイヤホンを耳にはめ、イタリア語教材アプリを起動!


一同:!?


ロジカ:イタリア語を耳に、妄想を全開にすることで落ち着きを取り戻す!

「ふっ、この程度のまやかしに私がたじろぐと思ったか! 皆の者、進むぞ! ふははははは!」


GM:えぇ……ともあれ、進行値に+2ですね。

 では次、イニシアチブ。守矢の手番です。


守矢:精神は得意分野だからネ、頑張ろうじゃないか。(ころころ)達成値6!? 嘘だろおい。

GM:妄想に負ける守矢のメンタル。

守矢:おっとそれ以上いけない。

「いや……うん……何も今ここでそんなものを聞かなくても……」

 ロジカの行動に動揺を隠せないが、気は紛れた。


GM:はい、進行値+1で合計3になりましたね。イベントが発生します。




▼進行値3~:徘徊エネミーを避けながら移動せよ。

 <知覚> 7




GM:ではイニシアチブ。真白の手番です。


真白:は~い。感覚は得意なんですよ、私。(ころころ)達成値10で成功です。

 前を歩くロジカさんの肩を掴んで引き寄せる。

「前方にエネミーです。警戒して下さい」

ロジカ:「ふっ、わかっているさ。ここは迂回だな」

 妄想モードのロジカは狼狽うろたえない!

真白:「私が言うまでもありませんでしたね。流石です、み――ロジカさん」

ロジカ:「ん? み……ミネストローネ? お腹空いてるのか幸坂?」

 妄想パワーで自分の本名(水谷一華)という可能性に思い至らない。


GM:ポンコツぅ……進行値+1です。

 では次のイニシアチブ。ロボ子の手番です。


ロボ子:【感覚】が要求される判定は苦手なんだけど……やるしかない。フィリップの《ウインドライダー》を2回、使わせてもらうよ。

ロジカ:「フィリップ、ちょいと手助けしてやれ」

フィリップ(GM):「OK。領域を展開、索敵を開始するよ」

 NPCアシスト《ウインドライダー》を2回宣言!

ロボ子:これで判定ダイスも増えるから(ころころ)達成値19、成功だ。


GM:進行値+2で合計7。イベントが発生します。




▼進行値7~:トラップを突破せよ。

 <回避> 7




GM:イニシアチブ。次はクラウの手番ですね。


クラウ:素で判定するしかないな。ゆくぞ。(ころころ)達成値17である! ドヤァ。

「古典的なワイヤートラップだな。目立ちやすいものの後に、床と同じ色に染められたワイヤーの二段構えか」 ひょいひょい

ロジカ:「流石はクラウ。見事な慧眼だ」 ひょいひょい


GM:ではイニシアチブ、そしてクリンナップです。特に宣言はないですね。ラウンドが回ります。

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