第3話:メインプレイ:クライマックス2-2

GM:では、具体的な処理を説明していきましょうか。

 ヒーローズクロスを幸也に使う人が、暴走する彼からのダメージ2D点(カバーリング可能)を4回受けつつ彼に接近。その後、宣言することでヒーローズクロスを沈静化に使用できます。

 なお、ここでヒーローズクロスを使ったからといってバックトラックで使えなくなることはないのでご安心下さい。


ロボ子:あーこれ、近づくごとにダメージダイス増えるとかどうだろう。

GM:あぁ、その手があったか……!

守矢:それめっちゃええやん。近づいてる感もある。

GM:うーん。1Dずつ増やしちゃう? 増やしちゃうか。

 というわけで、ダメージロールは回数重ねるごとに1Dずつ増えるとします! 急でごめんね!


守矢:なるほど。これは一人一回ずつ真白を庇って送り出す的な流れかな。

ロジカ:そうだな。守矢の案でいこう。

クラウ:うむ。では参ろう。最初のカバーリングは余に任せよ。


GM:では行きましょうか。まずは1回目のダメージロールから。

 (ころころ)ダメージ6点です。しょっぱいな。

クラウ:真白をカバーリング。6点のダメージを受けるぞ。

「余は機動力もタフネスもないからな。ここは引き受けよう!」

銃弾の雨の中に真っ先に飛び出し、真白を庇って進ませる!

「行けッ! 振り返らずに走れ!」

真白:「ありがとうございます、クラウさん!」


GM:では次のダメージ。3D点ですね。いきます。

 (ころころ)18点ダメージです。

ロボ子:ここで庇おう。一発も通さないよ。

「そらッ! 後は任せたよ!」

 たった数個のビットで全部弾く。

真白:「任されました、ロボ子さん!」


GM:では次。4D点のダメージをば。

 (ころころ)23点ダメージです。

ロジカ:カバーリングだ。

 ツーテールをなびかせながら崩れ落ちる。背中を向けたままで一言だけ告げる。

「――行け」

真白:「――はい!」


G:では最後。いよいよ大台、5D点のダメージロールです。

 (ころころ)25点ダメージ。

守矢:真白をカバーリング!

「ぐっ……! さぁ、君の大仕事だ……彼を救ってやれ……!」

真白:「守矢さん……っ」

守矢:「都民を救うのが警察の役目……だ……行けッ!!!」

真白:「ッ……はい!」


GM:では真白。君は仲間たちの力を借りて、ついに暴走する幸也の元へと辿り着く!

真白:走る勢いそのままに、幸也を押し倒すように組み伏せる。そのまま首元にヒーローズクロスを押し付け――。

「幸也ッ! わかるか!? これが私を救った――ッ」




「ヒーローたちの! 力だッ!!!」

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