最近、いくつかのサイトで広告収入分配と有料配信サービスの告知がありました。

以前からアルファポリスなどではやっていたことですが、一気に数が増える見通しです。そしていずれも複数投稿問題ないようなので、同じ小説を複数サイトに投稿して収益を得ることも可能です。

note、cakes、チャットノベル系は除外しています。

●以前から稼働中

アルファポリス　広告収入分配

https://www.alphapolis.co.jp

マグネット　有料配信

https://www.magnet-novels.com

ノベルバ　広告収入分配

https://novelba.com/

●新規稼働もしくは準備中

scraiv　すでに稼働中の広告収入分配

https://scraiv.com

カクヨム　準備中　広告収入分配と有料配信

https://kakuyomu.jp/info/entry/kakuyomu_mid-term_plan

LINEノベル　準備中　広告収入分配と有料配信（どうなるのかまだ不明）

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001565.000001594.html

この調子で収入につながるプラットフォームが増加するのはありがたいことです。

個人的には有料課金よりは広告収入分配の方が可能性ありそうだと感じています。デビュー前にやっていたブログでアフィリエイト広告をつけていて、毎月数万円の収入になっていました。デビュー後、いくつか個人的に有料配信（kindle含む）を試したり、商業出版した本が電子化されたりましたが、コンスタントに毎月数万円を超えるものはありませんでした。

売れっ子は違うと思います。有料配信で稼いでいる人はいますが、数少ない成功者だけを見てもしょうがありません。手の届く範囲で言うと、広告配分の方が収入につながり金額も大きくなる可能性は高いような気がします。

私はscraivがおもしろそうだったので参加しており、トップグループに入っていると思います。ここは会員数を公開していませんが、おそらくまだ2千人前後。それでもページビューはかなりあり、広告配分は数千円になっています（持ち出すらしいですが）。会員数が10万人以上になって、収入もそのまま比例して増えればかなり割りがいいですが、実際には投稿作品数も増えてそうはいかないでしょう。それでも増えるのは確実と思います。

私のscraivよかったら読んでください。　https://scraiv.com/ch/1549356473998

このへんオススメ

第110回文學界新人賞最終候補作品　エレベータ統計官　期間限定公開　https://scraiv.com/n/1553153178593

言罠（ことな）　第1回創元SF短編賞最終候補、第4回ダヴィンチ文学賞最終候補作品　期間限定公開　https://scraiv.com/n/1553370429645

言罠のマンガ　脳内映画館　https://scraiv.com/n/1553371784705

雨の惑星　https://scraiv.com/n/1553155522616

問題は読者はなにを見て、自分の作品を見に来てくれるかですね。自分のSNSで告知、インフルエンサーが取り上げてくれる、書評やってるVtuberやブロガーが取り上げてくれる、どこかのメディアで取り上げられるなどなどいろいろ考えられます。

YouTubeみたいに、目立ったことをする人たちが増えそうな悪い予感もしますが……

作品以前に自分自身を目立たせて作品に誘導する人は出てくるでしょうね。作家の名前で本を買う人は少なくないので、まず自分の名前を知ってもらって興味を持たせるのは読んでもらう上では有効でしょう。大きな事故や災害があったら、手記や体験談を投稿する人が出てくるでしょう。実際に事件を起こしてミステリを書くような人がでないといいんですけど。炎上商法もありそう。

まさに『戻り川心中』の世界！

でもこういうのはこれまでにもたくさんあったことで、スキャンダラスで作品よりも本人の名前の方が知られている人だっています。