第16話 心が折れないための補強材 何度落選してもめげないために
ここまで読んでいただいておわかりと思いますが、圧倒的に落選が多いです。やる前からわかっていましたし、開始5カ月で最終候補に2回なっているので順調と言えます。でも、やっぱり落ちるとへこみますよね。それが重なるとさらにダメージは広がる。
最後まであきらめてはいけない、とわかっていても弱気になることはあります。
心を奮い立たせてくれるものをふたつ用意しておきました。
1.わかつきひかるさんの本とブログ
この方は本当にすごい。売れっ子になってからも新しいジャンルに挑戦し、賞にも応募する。タフであり、実力もあり、売れている実績もある。
なによりすごいのは何度も逆境を乗り越えてきていることです。
『生業としての小説家戦略 専業作家として一生食っていくための「稼げる」マニュアル54』。
サブタイトルが、『KADOKAWA「カクヨム」読者ランキング1位になりながらも、なぜか出版が見送られたワケありの連載を書籍化。』となかなかイケてます。kindle版があります。
わかつきさんのブログで特に私が繰り返し読んでいた箇所。
http://plaza.rakuten.co.jp/wakatukihikaru/diary/201410010000/
http://plaza.rakuten.co.jp/wakatukihikaru/diary/201302050000/
http://plaza.rakuten.co.jp/wakatukihikaru/diary/201509070001/
http://plaza.rakuten.co.jp/wakatukihikaru/diary/201508180000/
http://plaza.rakuten.co.jp/wakatukihikaru/diary/201501230000/
http://plaza.rakuten.co.jp/wakatukihikaru/diary/201410310000/
わかつきさんのブログからの抜粋。
「作家志望者の中には、営業したり投稿したりしてもがくプロを笑う人がいます。とくに女性にその傾向がある。意識高い系の学生を嘲笑するみたいな感じでしょうか。
彼女らは、自分がデビューできないのは運が悪いからにすぎず、運良くデビューさえしてしまえば、自分だけは平坦な道を走っていけると思っている。
でも私は、王子様(理解してくれる編集者)を待って壁のこちらで朽ち果てるより、壁をよじ登って向こうがわに行くべきだと思っています」
ものすごく勇気づけられます。
書籍もブログも作家志望者を元気づけるような内容ばかりではないのですが、わかつきさんのタフさを拝見すると、自分はまだまだだなあと思います。
2.『まことに残念ですが…―不朽の名作への「不採用通知」160選 』 (徳間文庫)
名作をこきおろして不採用にした出版社、編集者の断りの手紙を集めたものです。これを読むと、ダメだしくらってもまだまだ可能性はあるんだと思えます。
私の基本戦略である「受賞は確率で内容ではない」も落ちた時のダメージを柔らげる効果があります。
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