第14話 2009年5月の記録。5つの賞に6作を応募。小松左京賞最終候補。他は全滅。

この月は小松左京賞の最終候補に残りました。これが最後の小松左京賞でしかも受賞作なしという結果に終わったのです。この時、一次選考通過になかった作品名が突如として最終選考に現れるというサプライズがあり(同時に一次選考通過作品に作品名が追加されていた)、ちょっともやもやしました。


●『虐殺器官』(伊藤計劃さん)や円城塔さんも小松左京賞最終候補で落選


なお、小松左京賞は以前にも受賞作なしという回があり、その時の最終候補は、『キャスティング トラップ』(巴耳可里さん)でした。このふたりを落とすってすごい。

この後、伊藤計劃さんと円城塔さんは早川書房に持ち込んで書籍化してもらっています。円城塔さんはさらに文學界新人賞も受賞しました。



●偉大なる先人ふたりの真似をして早川書房に持ち込み、文學界新人賞に投稿


なので先人にあやかって私も早川書房に持ちこみしたい旨を電話しました。持ち込みなんてしたことありませんから緊張しました。

どこに電話すればいいかわからないので代表に電話して、「原稿を見てもらいたいのですが……」と言い、あせって本名を名乗ってしまいました。そしたら「○○先生ですか?」と同じ名字の有名な作家さんと勘違いされました。

なんとか電話をつないでもらったら、いろんなところで名前を聞くS澤さんが出たびびりました。

お忙しそうでしたが、私の話をちゃんと聞いてくださって、「できるだけ早く見てご返事します」とおっしゃったんですが……10。何度か連絡したんですけど、連絡つきませんでした。デビュー後、この作品は講談社から刊行していただいたので結果OKではあります。

以来、電話での持ち込みはしていません。賞を獲ってデビューするのが本来なのでよけいなことをしたくないというのと、そもそも人付き合いがそんなに好きじゃないんです。


さらに円城さんにあやかって文学界新人賞にも挑戦しました。その結果はのちほど。


●投稿先と結果

・小松左京賞 最終候補

・JOMO童話賞 落選

・GA文庫大賞 落選

・『幽』怪談文学賞(短編) 2作 落選

・徳間エッジdeデュアル 落選


ちなみに、JOMO童話賞に応募したのは下記です。

ガラス球 https://kakuyomu.jp/works/1177354054888038687/episodes/1177354054888038700

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