第12話 3dimensional life start of Rito
Welcome to the 3dimensional
カチカチカチ
3次元世界
朝の7時15分
「Rito、いつまで寝てるの
早く起きなさい」
えっ.....
あぁ、朝か
今日が地球生活初日
俺の部屋.....か
俺、兄弟がいるんだな
左右対称に勉強机、洋服をかけるラック
ランドセルが
まるで双子かと思うくらい
さまざまな物が同じだ
そうだ、学校
タンタンタン
(階段を降りる音)
「お、おはよう.....ございます」
「あんた、何寝ぼけたこと言ってるの
早く朝ごはん食べて着替えなさい
Fumiyaはとっくに用意できてるって
いうのに」
Fumiya?
あのテレビの前に座ってるのが
Fumiyaか
「Rito、おはよう」
えっ.....
俺とよく似ている
似ているどころか、そっくりだ
もしかして本当に双子なのか
こんな設定あり得るのか?
だって俺、特別mission で上から
降りてきたんだぞ
えっ、降りてきたんだよな?
「ボーっとしてないで早く食べなさい」
「あぁ、うん」
ダメだ、初日からパニックだ
急いで朝ごはんを済ませ部屋に戻る
特別missionならあれを持ってきてるはず
あれだ、あれだ
あっ、あった
mission mobile
こんな設定あり得るのか.....
お母さん「Ritoー早く降りてきなさい
遅刻するわよ」
Rito「あぁ、うん」
地球は決まった時間に学校がはじまる
タンタンタン
お母さん「早くしなさい」
Fumiya「Riku、一緒にいく?」
えっ、もう一人の俺と?
あー、でも学校分からないし
今日は一緒にいくか
Rito「うん」
お母さん「珍しい、RitoがFumiyaと
一緒に登校するなんて」
だよな、そうだと思う
初日なのにFumiyaと一緒に
登校することになぜか抵抗がある
理由は分からないけど
Fumiya「いってきまーす」
お母さん「気をつけてね」
Rito「いって....きます」
特に話すこともなく無言で歩く
Rito「Fumiya、何組?」
Fumiya「突然どうしたの?
やっぱり今日Rito、変だよ
1組だよ」
Rito「そっか、そうだったな」
じゃあ、俺は1組以外で
なぜかFumiyaとは同じクラスじゃない
方がいい気がする
普通、双子はクラスは違うか
あっ、着いた
Fumiyaに着いてきたから
何も考えてなかった
帰り、無事に帰って来れるかな
何も考えなくても
存在した瞬間から周りが動き出す
そうだった、動き出すんだった
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