第11話 駐車場に置き去りにされるもの

お店の駐車場は、お店を利用するお客さんが車をとめるためにある。

また、納品のトラックがとめたりも。

当たり前の話。

しかし、お店の近くに団地などがあると、休日などは団地の住民に会いに来る人が勝手にとめたりもするし、近くで住宅建設していると、施工会社や工務店の車にも勝手にとめられたり。コインパーキング代を惜しんでお店の駐車場にとめられている。

何時間も見張っていればお客さんの車か勝手にとめられている車か判断がつくが、そんな暇はない。

車をとめるお客さんでも、マナーの悪い人もいる。

車をとめて、ちょうど車のドアが開くあたりに、大量のタバコの吸殻が捨てられていたり、食べ終えた弁当の入ったコンビニの袋が置き去りにされていたり、空き缶が何個も放置されていたり、赤ちゃんのオムツ交換で取り替えたホカホカのウンコが入った紙オムツが無造作に置かれていたり。

みんな駐車場から出るときに不要なモノやゴミを車のドアを閉めるときに置き去りにして行くんだよ。

東京ディズニーランドじゃないから、お客さんが置き去りにしたゴミを常に掃除することもできず、大量のタバコの吸殻は風に飛び散り、コンビニの袋は散乱し、空き缶はあちこちに転がり、ウンコの入った紙オムツは雨でドロドロに溶け出す。

本部の部長が訪店し、ゴミが散乱しているぞ!と注意してくる。

しかし、お店の人員体制が最小人数で、駐車場まで目が届かない。

部長も注意して掃除せるなら、その間はレジや商品補充を手伝えよ!

それか部長自信が気づいてるのなら、お前がさっさと掃除しろ!


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