百裂拳

好き好き好き

愛が上から降ってくる


重い重い重い

支えきれなくなってゆく


片想いは楽しい

それは事実だ

楽しい時もある


片想いは辛い

それも事実だ

辛い時もある


降り積もる好きは

重いに決まっている

吐き出せなければたまるだけなのだ


だからこそ

時たま手放したくなるのだろう


このままでは腰が曲がってしまう!



片想いを諦める人は

好きの重さに耐えきれなくなったのだ


片想いを続ける人は

余程忍耐強いのかもしれないし

好きを一旦どこかに置いているのかもしれない



ああ、つくづく思う

ままならないと

代わりに預かってくれる人はいないかと


だがそうできないから恋なのだ


これこそが恋なのだ!

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