そこはかとなく


漠然とした不安

茫漠とした陰鬱


とある日

ふとした瞬間

そのような気持ちに囚われる


何がそうさせているのか

要素は多分に思いつき

どれも的を射ているようで

どれも根幹が違う


結局原因はわからずじまい

残るのは要りもしない感情


遅々としつつも迫り来る

恐々として首を絞める


息が苦しい

苦しい


ここから解き放たれる瞬間

その鍵はきっと時なのだ


時は心を包み込み

傷が治るまで守ってくれる


何かしら不安な瞬間

私たちが求めるのは

純粋な時である

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