はらりらり
削る音
落ちる私
あれが違う
これはおかしい
それは普通でない
日々気づく失点
日々溜まる反省点
ひとつ
ひとつ
丁寧に
削ぎ落とし
私が
私で
なくなってゆく
私が
消えてゆく
普通になりたかった
変に思われたくなかった
普通の人に
普通の人の一部に
おかしな人でなく
おかしな集団の一部でなく
ただ
ただ
普通が良かった
必死に周りに合わせて
自分を消して
そうして
残ったものは
わたしと
わたしの
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます