一人じゃない

大きな評価がそこにはあって

大きな期待がそこにはあって


それらが背中にのしかかり

立ち上がれない日があった

頬を濡らす日もあった


だけど這いつくばってでも

前に手を伸ばしてみたら

たくさんの人々がいて


無機質な言葉の先に

たくさんの温かさがあって


あぁ、私は一人じゃないんだな

たくさんの人々が付いているんだなって

そう思えたからこその一雫


その雫は不思議なもので

背中の重しを溶かしてくれた


軽くなった背中とともに

すっと立ち上がってみたらさ


何て小さな悩みなんだ

死ぬのはまだまだ早いよな


ちょっと前を向けたんだ


だから私は進んでみる

少しずつでも

非難されても


自分らしく生きていくんだ

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