第19話2-1-2.美人は寝て待て―――恐怖のガリバー兄弟
―――はあ・・・電車内は・・・あほの男子高校生もいなくなり、もうすぐ降魔学園中央駅だ。
まあしかし、特に予選で優勝できたのは降魔六学園十傑の参加者が桔梗一人だったからだろう。
桔梗戦で疲弊していたから強敵と当たれば厳しかっただろう。もう一つはどうも竜気(ドラゴニックオーラ)に僕も目覚めているようだ。竜気は竜が魔力の上限を超えて召喚士を手伝うイメージの状態だ。
発動条件は僕の予想だが、葵が分かりやすいが大ダメージをくらい戦闘不能になると竜気発動だ。ダメージを完全回復した上に無意識下で自動戦闘を行いTMPAもしばらく上昇する、ものすごい性能だ。竜気を操る竜の召喚士は少ないが、大ダメージを召喚士が受けると発動するのが一般的発動だ。
桔梗も竜気に目覚めている、戦闘が長引くと、あるいは強敵だと認識すると攻撃魔力が一時的に爆発的に高まるようだ、僕に放った“爆裂拡散粒子咆”の威力はAMO(攻撃魔力出力)29000では説明がつかないのだ。
そして僕はどうも竜気常時発動型だ、聞いたことがないがずっと竜気を発動している、恐らくこれは死の呪詛のせいだろうか・・・常に僕の生命はアブナイ状態なのだから。
ああ、そういえば生命と言えば
第4高校の牝悪魔たちが襲撃してきた時、保健室から逃げたアフロと僕が・・・葵と桔梗に出会った・・・そこに生きていた緑川尊もいたがあの夜遅くに遺体で見つかったそうだ。
次の日の朝に桔梗と僕は予選一回戦で戦ったわけだが桔梗以外の十傑のメンバーは原因を調べるために葵も含め現場へ行っており、それどころではなかったのだ、もし犯人が魔族なら相当な強さだと推測されるからだ、警察も来ていたそうだ。
今なら僕は霊眼発動で長時間長距離の遠隔視が可能だが、ほんの少し前、普段TMPA3000の妖蟲族の召喚士であった僕は印と眼鏡が無いと長時間は遠隔視できなかった。葵と桔梗の魔装鎧が破損し僕がつけた印が消えて二人をちょうど数日間、覗けなかったときに緑川尊の事件は起きた。
もし葵を継続して覗けていたら救えないにしても葵たちが見落としている何かが分かったかもしれない、もしかしたら手掛かりが僕なら見えたのだろうか。
降魔六学園の名探偵と異名を持つ更科麗羅を中心に“ホーリーライト”“DD-stars”“ドラゴンディセンダント”のメンバーとさらに第3高校の有志、数十人で緑川尊の周辺を徹底的に調査していたのだ、予選など出ている暇はなかったのだ。権藤先生は逆にこの予選になにかヒントがあるかと思ったのだろうか・・・現場は安藤先生にまかせて予選を観戦しに来ていたな。
目をかけていた緑川があんなことになって権藤先生はもちろん、仲間の“ドラゴンディセンダント”メンバーもショックは大きいだろう・・・。
・・・警察の調べではなんと自殺で片付けられた。だが関係者は一人も自殺などと信じていない。
葵の魔晶石を通して1カ月以上、僕は緑川尊を観察したが自殺はあり得ない。
もう一つの可能性、催眠魔術は竜族には無効だ・・・でも他殺も動機が分からない。魔族の線は薄いだろうし、悪魔崇拝者 のテログループ“ゲヘナ”はあれから沈静化している。まああの晩、ほとんど消滅したはずだからな。だが生き残った“ゲヘナ”の残党の報復の可能性はあるだろうか?
緑川尊はTMPA18000程に急成長していた雷竜の変異株、風竜の召喚士だ・・・強力な召喚士だ。頭もいい。あの緑川が助けも呼べずに一瞬で倒されるような強力な術者であれば、緑川尊だけをそもそも狙う理由がない、一人ずつ消していくつもりなら話は別だが。
偶然何かを見たのだろうか。しかも魔装鎧を
しかし全身を細かな火炎弾で数百も貫かれて死んでいた。
恐らくこれは僕だけが思いついているだろうが魔術“火蜂群現”だろう。学園の者たちは火炎属性の悪魔崇拝者を血眼になって探しているようだが違うのだ。“火蜂群現”は風属性の魔法だ、摩擦によって火炎弾を形成する、使うものはほとんどいない高度な風魔術だ。
普通に考えれば緑川尊は“火蜂群現”を跳ね返されたのだろう、風ではなく火の攻撃が必要だったのだろうか。魔装鎧を纏っていないのは何かに驚いたから?
死因は更科麗羅にも分からず、僕にも謎が残る。
―――もうすぐ降魔学園中央駅だ。
本人は知らないが葵は父王の養女だ。血のつながらない義理の妹なのだ、3年ほど一緒に大阪の孤児院で暮らしたが。その義理の妹のチームメイトが緑川尊だ。ただそれだけだ・・・そこまで思い入れはない。
ただ多分、緑川は3年生になったころ、このまま成長していけば最低でもTMPA3.5万を越えて全国大会常連になったろう。そういう意味では惜しい気もする。権藤先生はいずれTMPA6万にすら届くと言っていたが・・・まあそんな可能性もあったかもしれないが・・・今となっては・・・。
ふむ、緑川尊は何かを見落としたのか、あるいは何かを見たのか?
―――ん?あれ?あれ?なんだ?
降魔学園中央駅の僕が下りる側のホームが黒い人だかりだ。黒いのは学ランだ。学ランが200人以上?第5高校で今日何かイベントがあったのか。やばい、応援団だ、二つとも来てる・・・駅のホームに並んでいる・・・やっぱり僕が下りる方だ・・・。
まずい・・・絡まれるぞ!
2人のヤバい団長も来ている。2人の団長はチーム“
二人の暴君はあまりにも権力が強く、実際戦闘力も高く絶対君主制であり恐怖の対象なのだ・・・第5高校で逆らうものはいない。縦社会であり応援団の幹部クラスでなければ
廊下で二人の前を横切っただけで暴力的粛清をされ自主退学したものがいるらしい。
二人が通れば生徒はもちろん教師も
あっと・・・そんなことは今はいい・・・どうしよう。
反対側の窓を割って応援団とは逆側に逃げるか、いやもうマズイ。応援団の構成員に顔を見られたようだ。
そうだあのチンプンカン高校の女子生徒みたいに土下座しよう。今日は土下座して泣けばいいってことを覚えたじゃないか。頭の中でシミュレーションしてみよう。
電車を降りたら二人の前ですぐ土下座して・・・そして・・・。
・・・う~ん、ムリ。八つ裂きにされると思う。
と、とにかく挨拶して。
電車が止まる・・・。
うわ!200人くらい全員直立不動だ、全員足を広めに開いて、両手は後ろだ。電車のドアが開いてしまう。
シュッパ―――!
あぁ降りてしまった、もう駄目だ。
えええ!
うわ!ガリバー兄弟が二人ともやって来る。
すいません!今日何かやっているなんてしらなくて。すみません、すみません。
急速離脱のため“加速一現”を用意しておこう。
二人の暴君が僕の前に立ちはだかった。二人とも身長190㎝以上はでかいな、TMPAは31000と29500位。こいつらが全員で攻撃してきた場合、まず回避しなくては、もう一度ドアをぶち破って電車に入るのがまだ良策に思えてきた。
っていうか怖い、泣きそうだ。
唐突にガリバー兄弟が叫び出した。たまらず僕はギクッとする!
「おつとめごくろうさましたぁあああああああ!」
「おつとめごくろうさましたぁあああああああ!」
応援団の拍手が轟雷のようだ。
「・・・はぃ?」
今度は200人が叫んでいる?
「ごくろうさましたぁあああああああ!」
拍手がまたまた轟雷のようだ。
「・・・はぃ?」
「聞いてくださぁあああ!」
「聞いてくださぁあああ!」
「・・・ぇ?」
(なになに?え?)
全員で何をする気だ?
「黒潮の流れに身を任せるなぁああ!それがおとこのぉおおおおお・・・」
「黒潮の流れに身を任せるなぁああ!それがおとこのぉおおおおお・・・」
(歌い出したでこいつら、海に落ちてる設定かな?)呆気にとらわれるとはこのことか。僕は思考が停止した。
「ゴーゴーゴゴゴゴぉおおおお!!勝てよ負けるなぁあああ!!それを見ろ!!・・・」
「ゴーゴーゴゴゴゴぉおおおお!!勝てよ負けるなぁあああ!!それを見ろ!!・・・」
お、応援歌か?
ああ・・・僕の後ろの電車が行ってしまった。
(置いてかないで電車さん・・・心細いよ。つかガチで気持ち悪いこの歌)
今度は200人全員で踊り出したよ。
ど・・・どうする?
「ゴーゴゴ、ゴーゴゴ、ゴーゴーゴーゴー!!!」
「ゴーゴゴ、ゴーゴゴ、ゴーゴーゴーゴー!!!」
(サビのところかな?しかし歌詞作ったやつ頭おかしいな。これは。アフロなら言うだろう、間違いない、頭おかしい、だから自信を持てと)
―――終わったのかな?歌も踊りもなんか終わったようだ。みんな変な格好して動かないけど・・・。
また二人が唐突に叫び出した。
「優勝おめでとうございましたぁあああああああ!」
「優勝おめでとうございましたぁあああああああ!」
なにか第5高校でイベントがあったのかな、とりあえず一生懸命に謝ろう。
「ぇ?ぁ。すみません、おめでとうございました」
取り合えず頭を下げよう。
「応援行けなくて申し訳ありませんでしたぁあああああああ!」
「応援行けなくて申し訳ありまテンでしちゃぁあああ!」
ピキィ―――ン!
空気が凍ったのを感じる、なんなんだこいつら。
「瀬川ぁああ!噛んだな!!!貴様ぁああ!鉄拳制裁ぃいい!」
「オッス!!!」
どすっ!!
鈍い音がして瀬川と言う名のガリバー兄弟の一人がもう一人に殴られた。
ぇえええ。こわ。
覚えたぞ鼻血でてるのが瀬川さんだな。どうしよう押さえつけられて僕も殴られるのかな。
「第6高校の応援団がぁあああああああ!応援に行かなかったそうで申し訳ないぃぃ!」
「第6高校の応援団がぁああああああ!応援に行かなかったそうで申し訳ありませぇん!」
最期の方、語尾が違うけど、今度は殴らないんだね。謝ろう、とにかく。
「ぼ、ぼくあの第6高校ですので、すみませんでした。うちの応援団がご迷惑をおかけしまして」
「なんてできた人だぁああ!!」
(今度はハモらないの?アドリブはできないのかな、とにかく何が欲しいのか分からない、カツアゲかな・・・そうか完全にカツアゲだ!お金は70円しかない、どうしようそれか殴りたいのかな)
そうか・・・カツアゲする気か?
「全員土下座ぁああ!!」
200人全員が僕に向けて土下座した、今日は土下座よく見るわ・・・。
「申し訳ありませんでしたぁああああああ!!」
ひぃ・・・なんやこれは。
とにかく謝ってお礼いっておこう。
「いやあもうみなさん、すみません、すみませんでした。本当にありがとうございました」
ついでに僕も土下座しよう。助けてだれかぁ。
なんだ?ガリバー兄弟が慌てている。
「いやいや、お立ち下さい!日本チャンピオン様にお礼まで言って頂きまして光栄であります!!!つきましては、寮まで護衛させていただきます!」
「護衛させていただきますぅうううう!」
「護衛させていただきますぅうううう!」
(今度はハモるんだね、どういうシステムなんだろう、200人で僕の寮まで来るの?6高の寮生は全員脱走するな。あいつら逃げ足だけは早いからな)
意味わかんない・・・。
「いえ、もうお気持ちだけで本当に結構です。お気持ちだけでありがとうございます。6高の応援団“オレンジファンタジー”の分まで謝ります。すみませんでした」
記憶では“オレンジファンタジー”って多分活動してない・・・。
――――ふぅ。やっと逃げれたよ。
「フレー!フレー!じんめぇえええええ!!」
うわ!後ろからまた怒声が!いや歌か?全員でとびかかる合図か?・・・ち、違うのか。
それからしばらく太鼓の音と応援歌のようなものが響き渡っていた。迷惑な話だ。
肉眼ではもう見えないが少し連中を、ガリバー兄弟を霊眼で覗いてみよう。
両腕が破れている学ランを着て腕と胸の筋肉が飛び出ている・・・頭も何故か剃っている二人は僕が去った方をジッと見ているようだ。
「なんて人格者だ。・・・美しい」
「なんて人格者だ。・・・美しい」
(ハモってるよ。二人して顔をやや赤らめるな、気持ち悪い、もう見ません)
――――しかし、あの木、変だな、緑のブロッコリーがはみ出ている。
「アフロ隊長、あのね、見てないで助けろよ、髪の毛はみ出てるよ」
ふっとカッコつけたブロッコリーが木の奥から顔を出す。
「無理にきまっとる、恥を知れ、恥を!」
「意味わかんないわ」
「とにかく部室へゴーゴゴ、ゴーゴゴ、ゴーゴーゴーゴー」緑アフロ隊長は無表情で歌う。
「殴ったろか、アフロ」
「自転車の後ろに乗れよ。もけ、疲れただろうが」
今の僕は魔装鎧なしでも時速200キロほどで走れる、必要ないけどまあいっか。
この緑アフロの自転車の後ろに乗るのは桔梗と戦った朝以来だな、たったあれから一週間程度だけど驚くべき変化だ。
「そいえばさ、アフロ、謝礼を今日貰い損ねてね―――」僕は今日あったことを大体、緑アフロ隊長に話した。
「―――そりゃ、もけがワルイ。」
「まじかよ、アフロなら召喚獣の蘇生で何万円か謝礼ぶんどれる?」
「9万円は固いな」
「まじでぇ。9万か、アフロ軍師はさすがだな。でも4万円位払うと思ったんだけどな。あいつらチンプンカン高校のやつらさぁ」
「だからもけ、召喚獣の蘇生は常軌を逸していてお金で報いようということを思いつかないのさ、4万じゃねえんだよ、400万でも安いのさ」
「400万て、9万て言ったじゃないか」
「400万だとその場で貰えねえよ。いろいろ手続きしてる間に嘘がばれるであろう」
「嘘って?」
こういう金銭の感覚は僕にはない能力だ。
「いいから聞けよ。死んだんじゃなくて仮死状態ってことにすりゃ良かったのであろう。仮死状態から復活させる触媒が9万円ですって言えばサクサクもらえよう、詐欺ってのは多けりゃいいってわけじゃないのである、
「詐欺?騙すって何を?まあでも9万円あればなぁ。交通費でないからさぁ70円しかないんだよ。いま70円しか無くって」そうか優勝したし200円やろう、もけ・・・とか言ってくれないのか。200円はキツイか・・・170円なら・・・。
(アフロは金貸してくれないもんなぁ、青木君に頼むか、それかタイガーセンセに・・・)
キキキィー!
アフロの自転車はブレーキが悪いのか止まるときウルサイ。
「着いたぜ」
「ああサンキュ」
お腹すいたし部室で少し寝ようかな。
ん?お出迎えだ・・・。
「ニャンブ―ちゃんだよ!ただいまって言っているよ!おかえりなさいって言ってるの!」
(タダイマとオカエリどっちですか?)星崎真名子は今日も好調だな。最近鼻血も出てないし大和田先生に殴られてないのかな、相変わらず裸足だ。
「オウオウ!もけちゃん!おけえりおけえり!」
「先輩!お疲れさまでした」オールバッカ―と黒川有栖だ。黒川有栖は最近挨拶できるようになったのだ。
あれ?なにか向こうにいい匂いのするものがある?
「おめでとうー!」
「おめでとうー!」
青木君と村上君がハモりやがった。今日はなんなんだ、でもあれはまさか。
「じんめちゃん!優勝おめでとう!迎えに行こうかと思ったけど携帯持ってないしね、場所が分かんなくって」
おお、タイガーセンセ26歳独身巨乳もいる。
「タイガーセンセもお疲れー。みんなも中間テストお疲れー。何アレは?」僕はやっとほっとしてきている。タイガーセンセは手を合わせて謝ってくる。今日はお祈りされたり大変だった。
「ささやかだけれど優勝パーティーをしましょう!今日はいけなくってホントごめんね、じんめちゃん」
「さすがもけ!Z班のエースだ!まあ優勝すると思っておったがな。」
「すごいです」
「すごいです」
ハモるなよ凸凹コンビめ。
「先輩はすげえよ。」有栖は挨拶もできるようになったし不良道から社会復帰できるといいけどね。
「コーラ注ぐぜ!もけちゃん!全国大会の話きかせてくれよん」オールバッカ―はまた赤点だらけなんだろうか。僕も後日中間テスト受けないとな、まあ仕方ない。
「え?」
タイガーセンセが肩をもんでくれるみたいだ、突然で驚いた。タイガーセンセはあの日、校内予選で優勝した夜以来、何故かすごく僕に優しい。いやちょっとじゃない、かなり優しい。
「ピザ!いっぱいあるね!70円しかないからどうしようかと思ってたんだ」
「キエ―――!では聞け!!皆の者!我がZ班の勇士が全国大会をなんと制覇したのである!」
パチパチパチ。拍手はこれくらいの方が落ち着くわ。応援団はウルサイから。
「
略したなさすがだ、アフロ。
かんぱーい!!
なんかダイブツくんがいないけど、まあいっか。野犬の群れと戦ってるんだろう。
何故かタイガーセンセはまた肩をもんでくれている、いいのかな、こんな待遇で。
「センセ!先輩にべたべたし過ぎ!」有栖はコーラで酔えるのかさすがだ。
「べたべたしてないでしょう。黒川ちゃんも揉みましょうか?」
星崎はニャンブ―ちゃんにコーラを耳から飲ませている、見なかったことにしよう。
「みんな!もけちゃんを中心に一回写真撮ろうぜ!」オールバッカ―にしてはいいこと言う。はあ、珍しく眠いな、あとで少し寝よう。
「いくぜ!みんな10秒後ウィースだ!ウィース!・・・3、2、1、ウィース!!」
写真は嫌いだけどいい顔しよう、なるべく、人生において自分は自分でしかないのだから、華曾我部茜は喜んだんだと信じよう。報酬はもういいや。
パシャタ!
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