もしハリセンボン春菜がアイデンティティを見失ったら

いつもの収録現場






あの、渡る世間は鬼ばかりの・・・




ハリセンボン春菜「角野卓造じゃねーよ!」




クッキーおいしいですね




ハリセンボン春菜「ステラおばさんじゃねーよ!」




今夜はビフテキの・・・




ハリセンボン春菜「巨人の星の左門豊作じゃねーよ!」




緑の怪物の・・・




ハリセンボン春菜「シュレックじゃねーよ!」




相方が箕輪さんの・・・




ハリセンボン春菜「ハリセンボン春菜じゃねーよ!」




ハリセンボン春菜「(えっ!今私なんて・・・)」




ハリセンボン春菜「(私がハリセンボン春菜じゃない・・・じゃあ私は一体誰??)」






~ハリセンボン春菜の精神世界~






ハリセンボン春菜「・・・ここは・・・どこ?」




ここはあなたの心の中・・・




ハリセンボン春菜「私の・・・心の中?」




そう、あなたの中にある世界・・・たった一つの世界・・・




ハリセンボン春菜「あなたは誰なの?」




わたしはあなた・・・あなたはわたし・・・




ハリセンボン春菜「どうすればこの世界から抜け出せるの?」




あなたがあなたと向き合えたら・・・




ハリセンボン春菜「私は・・・」




本当は・・・言われたくない・・・




ハリセンボン春菜「私は・・・モンスターじゃない!人間よ!女の子よ!たまにはかわいいと言われたい!奇麗だって言われたい!」




そう、それが本当のあなた・・・




ハリセンボン春菜「えっ、私、涙が・・・」






再びいつもの収録現場






あの、渡る世間は鬼ばかりの・・・




ハリセンボン春菜「・・・」




あれ?春菜さん?




ハリセンボン春菜「私は角野卓造じゃありません。私は私です!世界に一人しかいない、たった一人の近藤春菜です!!」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る