細腕領地復興記 王国物語スピンオフ2

合間 妹子

--主要登場人物紹介--

年齢、称号、肩書はこの物語が始まる王国歴1029年春の頃のものです。登場人物も多く架空の設定なので、混乱を避けるため貴族は姓と名のみに統一しました。ネタバレを含みますのでご注意ください。


***


ルーシー・ボルデュック(14)

ボルデュック侯爵家の次女。生まれてすぐに母親を亡くし、それから領地の経営が傾きだしたため慎ましい生活に慣れている。あまり自分は貴族という感覚がない。貧乏性でしっかり者。


ステファン・ラプラント(25)

伯爵家の次男。王都と実家ラプラント領で商売を営んでいる彼は、知り合いのつてでボルデュック領の再建を手伝うことになった。生真面目で誠実な人物である。


アナ=ニコル・ボルデュック(21)

ルーシーの姉。ボルデュック家の長女として赤字続きの家を立て直す為金策に追われていた。大金を援助してくれる婚約者を見つけるが……


ジェレミー・ルクレール(26)

近衛騎士団中佐。姉のミラは現国王の妃である。アナと婚約しボルデュック家に多額の援助をする。作中に父親から侯爵位を継ぐ。


テオドール・ボルデュック(16)

ルーシーの兄。王宮医師になるため、貴族学院で日々勉学に励む。家族思いで努力家。愛称テオ。


ジョエル・ボルデュック侯爵

ボルデュック家の頼りない父親。芸術家肌で領地を治めるのには向いていない。お茶目なところがあり何故か憎めない。亡くなった妻一人をずっと愛している。


ピエール、マリア夫妻

ボルデュック家の執事と侍女。昔から居る使用人で貧乏になった今でも屋敷に残っている。ルーシーにとってマリアは母親代わりと言ってもいい。


アントワーヌ・ペルティエ(18)

財政院所属文官。彼がステファンをボルデュック家に紹介してくれた。貴族学院で優秀な成績を修め飛び級で卒業、文官として王宮に勤めている。


ドウジュ ???

謎の人物。アントワーヌの為に働いているらしいが……


ミランダ(16)ソフィー(14)

ルーシーの友人。ミランダはボルデュックの町の宿屋兼食堂の看板娘、ソフィーの家は同じく町の仕立屋である。


ロレッタ・ゴスラン(20)

ステファンの婚約者。ラプラント領で幅広く商売を営んでいる商家の娘である。ラプラント家とは家族同士の付き合いがある。


ジャコブ(23)

ラプラント商会の王都事務所責任者。生真面目だが少々気の弱い彼は誘惑にあらがえない所がある。


フロレンス・ラングロワ(23)

ラングロワ侯爵に嫁いだジェレミーの妹。夫との間に息子ナタニエル(2)がいる。

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