第1034話うちひさす 宮の瀬川の かほ花の
うちひさつ 宮の瀬川の かほ花の 恋ひてか寝らむ 昨夜も今夜も
(巻14-3505)
※うちひさつ:宮の瀬川にかかる枕詞。
※宮の瀬川:所在未詳。長野県の諏訪湖にそそぐ宮川とする説がある。
※かほ花:未詳。昼顔説がある。日中に咲き、夜に萎む。
宮の瀬川のかほ花のように、昼間から咲いて私を待ち続け、やがて来ないことを悟りがっかりして顔を曇らせ、恋慕って眠ってしまったのだろうか、昨日の夜も今日の夜も。
本当は、昨日には帰ると約束した父の歌かもしれない。
ずっと待ち続ける子供に、申し訳ないと嘆く歌と理解した。
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